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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■恐怖! ウワバミ女の逆襲(完全版)/『人造人間キカイダーTRIBUTE』
お集まりのみなさん、しおやさん、ZUBATさん、福家書店の方、総勢六人、部屋の中はムシ風呂状態であるが、映画に見入っていて誰も文句を言わない。まさに暑い上映会である(^^)。
しげは「福家書店のひとだって!」となぜかワクワクしている。プレゼンターとかイベント関係者にもしげは同様の反応を見せるが、この辺の感覚がよくわからん。別にそれがいかんと言いたいわけじゃないけど。
改めて『ギャラクシークエスト』を見返してみると、初めはそれほど気にならなかったアラがいくつか気になってくる。
宇宙モノSFにはつきものの、「翻訳機」の問題だが、サーミアンが初め英語で語りかけるのはまだいいとして、敵のサリスまでいきなり英語を喋るのはどういうわけか。
同じくベイビー・エイリアンの惑星に空気がちゃんとある、というのもいい加減。翻訳機使ったんなら「テキオー灯」くらい出しといてもよかろうに。たいして描写に手間がかかるわけじゃなし。
更に言えば架空の存在だったはずのベリリウム球が実在していたのは宇宙は広いしそういうこともあるかと言えなくはないが、理論自体知らないはずのオメガ13をサーミアンが見よう見真似でともかく作っていたというのはさすがに無理がある。
B級SFやスペオペについて、そのあたりの細かい揚げ足取りは御法度、という暗黙の了解があるにはあるのだが、本作はそういった「B級性」にこそ「実在性」を見出そうってコンセプトの作品なのだから、逆になおざりにしてはまずいのである。
だからさ、地球人がタコ型宇宙人を想像してたら、ホントにそれがいたって話なワケで、つまりこれ、基本的には『ゴジラ2000』と同じ設定なわけよ。でもその出来に雲泥の差が生じちゃったのは、それを納得させるだけの映画的ウソをきちんと積み上げてるかどうかって違いにあるんで、一歩間違えれば『ギャラクエ』だって超駄作になってた危険はある。
『メカゴジラの逆襲』で、ゴジラがいる世界で恐竜実在説を唱えた博士が学会追放されちゃうような矛盾、『ギャラクエ』にもあるんだよな(^^ゞ)。
オタクに対する福音みたいな映画だから、ツッコミにくいんだけれど、ほんのちょっとの工夫で改善できたはずのミスなんで、やはり惜しいなと思うのである。
その後みなさんで居酒屋になだれこんで2次会。ぴんでんさんもここで合流。
今日『メトロポリス』に行き損なった話などをするが、その際、手塚治虫のSF三部作のタイトルがとっさに出てこず、焦る。
『メトロポリス』『ロストワールド』までは出たのだけれど、『来るべき世界(ネクストワールド)』がなかなか出なかったのだ。
「ええと、ええと、あの『フゥムーン』が出る……」とまで言ってようやく福家さんに教えてもらってああそうだったと膝を叩く。こんな基礎知識を忘れるたあ、とても手塚ファンとは言えない。考えてみたら私は『メトロポリス』だって、手塚晩年の改作(悪)版しか持ってないのだ。
オタク話に花咲く中、しおやさんがウチの劇団のホームページを雑誌に紹介してくれることに。これは本気で嬉しい。まだまだシロウトに毛が生えた程度の劇団でしかないが、誉められるにせよ貶されるにせよ、お客さんに見てもらわないことには話にならぬのである。
来年は少し広いところにコヤを代えて上演する予定でもあるし、お客さんにアピールする機会を増やしていきたいのである。
しげがいつものように(というかいつもよりよっぽど早いピッチで)カルピスチュウハイを空けていく。気がついたらジョッキに七、八杯だ。
あ、あ、あのね、こういう席では一応お金はワリカンってことになってるんだからね、一人だけがぶがぶ呑むってのはマナーに反するんだよって何度も言ったでしょ?
……って酔っ払いに何を言っても無駄なのである。
「だってチュウハイってお酒じゃないしい」
誰がいつンなこと決めた。
心配してた通り、二時間もしたらしげはすっかり出来あがって、自転車もこげなくなっていたのだった。
みなさんとお別れして、仕方なく自転車を押しながら、帰り道が同じだったぴんでんさんと、途中までご一緒して駄弁りながら帰る。
「いっぺんウチの劇団のぞきませんか?」
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05月26日(土)
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