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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■おむすびころりん/『最終兵器彼女』4巻(高橋しん)ほか
 シュウジのちせへの思いが深まるのに反比例して、ちせの心はどんどん荒んでいって、なんだかラストでうまく着地しそうにない雰囲気になってきたぞ。大丈夫かなあ。

 マンガ、橋口隆志『ウインドミル』10巻。
 滝ちゃんの髪型もすっかり変わって、もう「アヤナミもどき」とは言われない感じになってきた。
 もともと『エヴァ』の絵に似せて描いてたのはキャッチーな要素として確信犯的にやってたのかな。一度ファンをとりこめば、あとはマンガそのものの魅力で惹いてみせようと言う作者の自負の表れかも。
 月刊誌で10巻を数えたと言うことは、充分人気があったということだろうけど、それでも作品的には小器用に纏まってる感がしてならない。なまじリアルな『エヴァ』の線を用いたために、「滝ボール」の「魔球」としての迫力が出ない結果になっているのだ。水原勇気のドリームポールを引き合いに出すのは酷かもしれないが、魔球的にはたいしたことのないドリームボール(「滝ボール」の方は「分身魔球」だけど、ドリームボールは所詮ただの「ホップ」だもんね)の方が魅力的に見えるのは、やはり線と演出の差によるところが大きい。
 思いきったウソがつけていないのだ。
 今回の表紙はビキニの水着の滝ちゃんだけど、結局は“そういうマンガ”だってことなのかなあ。

 夜中にやっとテレビで、小泉首相誕生のニュースを見る。
 政治家でも政治屋でもない、「青二才」政権の誕生は戦後初ではないのか。ほかの連中に期待できないからと言って、なんだかほとんどバクチのノリだなあ、という気がしてくる。
 小泉純一郎にもっとも近い性質の首相を歴代の中から探せば、いかにも腰砕けそうなところが近衛文麿に似てるんじゃないかと思ってるんだが、さて、時代自体も“そっち”の方に流れていかないことを、一庶民としては祈るしかないよな。

04月25日(水)
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