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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■大江山枕酒呑草子/『カエル屋敷のベンジャミン』(玖保キリコ)ほか
『学校へ行こう』、同様にヤラセがミエミエ。
「未青年の主張」、野球の審判やってるってオヤジが、娘の彼氏の「今度の休み、娘さんと旅行に……」の発言に「アウト!」……誰が考えたんだこの演出。
俳優志望という女の子が二人出て来て、「私たちはライバルで〜す、でも連続ドラマじゃ手しか映ってなかったし、2時間ドラマじゃ死体役でしたぁ」
……そういう役を卑下するようなことを叫んでるうちは役者にゃ絶対なれねーよ。
他愛無い番組なんだし、そこまで腹立てんでも、とは思うのだが、演技に関してはどうしても見方がきつくなってしまうのである。
『ガチンコ』も見たのだが、腹立ったこと以外、内容は一日経ったら殆ど忘れた。
忘れて別にかまわん番組だけどね。
マンガ、秋月りす『かしましハウス』6巻。
四人姉妹の物語、と言ったら、たいていのヒトが『若草物語』を連想するだろうが、多分このマンガは、懐かしのテレビドラマ、『雑居時代』をベースにしている。
『雑居』の方は、実は五人姉妹なんだけど、性格設定がほとんど一致しているのだ。
いささかトウが立っていて妹たちに口うるさい長女、冨士真奈美がひとみ姉さん、次女で石立鉄男とくっつく大原麗子は飛ばして、三女で、ボーイッシュ、力持ちの川口晶がふたば、のん気な女子大生の山口いづみがみづえ、そして末っ子で生意気だけど姉妹中で一番のしっかりもの、杉田かおるがよもぎ。
父子家庭というところも同じだし、『雑居』が栗山家で『かしまし』が野田家、野山つながりってイメージの類似もある。
『若草物語』はだいぶイメージがずれるんだよね。
『雑居』の娘たちはそれぞれに経験を積み、新生活を目指して別れて行くけど、『かしまし』のお嬢様がたは、まだもうしバラくはトシをとりそうにない。ひとみ姉さんの花嫁姿が最終回になるのかもなあ。
マンガ、玖保キリコ『カエル屋敷のベンジャミン』。
玖保さんのマンガにしては、全1巻で終わり。人気がなかったとは思えないので、多分、初手から短くまとめるつもりだったんだろう。いわゆる『あしながおじさん』もので、あまり長く引いていけるネタではないのだ。……もっとも、これには『キャンデイ・キャンディ』の「丘の上の王子様」という特例がありますが(^_^;)。
主人公のベンジャミン、扶養能力のない養父母に育てられたために、家族への幻滅と憧れが内面に同居する複雑な性格になっちゃってるのだが、案外イギリスにはこういう子が多いのかもしれない。
「孤児」とか「母子家庭」とか、昭和四十年代までの梶原一騎マンガや吉屋信子系少女マンガのアイテムのように思われていたネタが、バブルを間に挟んで、リアルな設定となって蘇えってきているのである。もちろんその意味合いは、昔はあった「いつかは貧乏から脱出して幸せになるんだ!」式の、単純な未来への希望を語れなくなっている、という点で、随分変わってきているのだけれど。
子供を持つ、ということが「家族」を作ることになる……のだろうな、という微妙な自信のなさが、ずっと作品の底流にあるのが見えるのがもの寂しい。
それにしても、この主人公のベンジャミン、ヒネてるくせに惚れっぽい性格とか、頭でっかちで三白眼な顔とか、ウチの女房によく似ている。……女房の似顔絵書いてやる時にはこれを模写しちゃおうかな。
つい録画しそこなって、NHK総合『陰陽師』の第二回、後半をナマで見る。
……また恋愛ネタかよ。これなら平安ものでやる必然性、まるでないじゃん。だから稲垣に現世と彼岸の間にある味わいを出すのは無理だってば。
時間がゆっくり取れないので、深夜に始まった『鉄甲機ミカヅキ』、録画しているのに見返せない。
でもどういうわけだか「第二夜」からの放送。……「第一夜」はどうなってんだよう。来月にはもうDVDになるらしいし、結局買えってか。ううううう(T_T)。
結局書きなおしたら量が増えてしまった。ああ、また眠る時間が減る……。
04月10日(火)
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