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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ヒマなし貧乏/『学活! つやつや担任』A(吉田戦車)ほか
 同僚が結構大変な病気でずっと休んでいる。
 休みに入られる前に、随分すまなそうな顔をされていたのだが、誰だって体調を崩すことくらいあるのだ。別にこちらに気兼ねする必要はない。
 なのに世間では、休むことがさも最大級の罪悪であるかのように勘違いしている馬鹿がやたらいはしないか。露骨に迷惑がり、嫌味を言い、休職中の仕事を引き受ける見返りをワザとらしく要求する下品な連中である。休むのが女性だったりすると、セクハラ紛いのことを言ったりするやつもいる。それが上司だったりしたら最悪だ。
 ニュースで学生の引きこもりが80万世帯とか言って騒いでいるが、大人だって、別にしゃにむに会社人間になることはないのである。上司や同僚とのコミュニケーションが取れなきゃ取れないで別に構いはしない。体の病気も心の病気も病気に変わりはないのだ。休みたいときゃ休めばいいのである。
 それを保障してくれないような会社なら、そんなとこはじきに潰れるに決まってるから、さっさと辞めちゃえばいい。何も沈みかけた船に無理してしがみついている必要はなかろう。
 幸いウチの職場は体制がしっかりしているので(……って、私が働いているのだよ。その同僚の分の仕事を片付けるために、毎朝早朝出勤をしているのだ)、どうか安心して養生していてもらいたいものである。
 ただし、お帰りになった時に私の仕事ぶりを見て「なんじゃこりゃあ!」と後始末にひと苦労されるかもしれないが。
 まあ、それはそれ(^^)。
 私も夏場には入院予定なので、そのときにはこちらの仕事を代わってもらうつもりである。まあ、借金を先に返しておくようなものかな。

 というわけで、最近は朝早く起きるために、なるべく早寝するようにしている。
 12時に寝れば、6時まで6時間は眠れるなあ、と計算して、夕べも早目に床に入っていた。
 朝、何時ごろだろうか、足もとに何だかよく分らない違和感。
 体は目覚めないが、意識は夢現の境でモノが何かを探ろうとする。するとまた、なにやら足にドサッと何かがのしかかってくる。
 ……ゴミ袋だ。
 私の足がゴミ袋に押しつぶされていくのである。
 どうやら昨日から部屋の片付けに目覚めた女房が、朝っぱらからゴミをまとめ始めたらしい。それはいい。それはいいのだが、なぜ私の足の上にゴミを置いていくのだ。
 もしかしたら、私が時々かかる金縛りは女房のせいか。
 幸い、私の足は臨時のゴミ置場だったらしく、あとで台所に移動されていったようだった。……ヒトが動けないからって、なんてことしやがるかなあ。

 再び眠りについていると、隣の部屋から謎のひそひそ声が聞こえてくる。
 どうやら女房が鴉丸嬢と打ち上げの宴会について打ち合わせをしているらしい。
 もちろん聞こえるのは女房の声だけだが、何を話しているかは見当がつく。
 「……ああよかった、もしかしたら、よしひと姐様と二人だけになるかと思ってた」
 「……いや、おごってくれるんなら行くって」
 「……うん、給料日前でおカネないから」
 「……全部、ビデオと本に消えてるよ」
 なんて話してやがる(+_+)。事実だから否定できんが(-_-;)。
 あとで女房から聞いたのだが、鴉丸嬢、「お金がないなら出そうか?」と言ってくれてたそうである。
 うーん、娘ほども年下の娘さんに気を遣わせてしまった(^_^;)。無軌道なオタク生活も考えものである。

 昨日あたりから陽気がよくなってきたと思って、思いきってワイシャツを半袖にしてみる。
 と思ったら今日は一転、肌寒い一日。
 天気の野郎、ここんとこ挑戦的じゃねえか(~_~メ)。売られた喧嘩は買わずばなるまい。天気予報では今日は夕方から雨だそうだが、タクシーは利用せず、自転車でいつも通りの出勤。
 夕方帰るとき、雨が降っていたら私の負け、濡れずに帰れたら私の勝ちである。
 ウチに帰りつく寸前に雨がぱらつき始めたが、殆ど濡れずにすんだ。
 勝利。
 ふっふっふ、ここしばらくは全戦全勝だ。今年は結構、縁起のいい1年になるかもな。

 自販機で烏龍茶の2リットルペットポトルを買っていたときのこと。

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04月11日(水)
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