ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491771hit]

■ナニワの謎/『怪盗対名探偵 フランス・ミステリーの歴史』(松村喜雄)ほか
 でも当時の私がなんでこんな恥ずかしいシロモノに入れこんじゃったかというと、登場人物と年齢が全く同じだったからである。しかも似たような恋愛沙汰やってたし(^_^;)。ああ、青春ってバカなんだよなあ!!
 「昔ハマって読んでたことが今になると恥ずかしいマンガベストテン」、なんてのを作ってみてもいいかも知れんな。とりあえず私の場合、この『ネコモン』に小山田いくの『ぶるうピーター』は絶対にランクイン(^o^)。

 『石ノ森章太郎キャラクター図鑑 volume002[仮面ライダー+中期作品編]』
 第1巻からほぼ一年ぶりの第2巻発売。編集に時間が掛かったのか、それともよっぽど売れなかったか。メディアファクトリーのショウタロウ・ワールドシリーズも売れ行きが厳しいとも聞いたし、原作がちゃんと売れてくれないと、『仮面ライダーアギト』や『キカイダー・アニメ版』の続編も、『009』のアニメ化も苦しくなるからなあ。
 しかし改めて思うが、石森さん、手塚治虫の執筆量に負けないくらいの作品数があるんじゃないだろうか。手塚作品もとても全作読破は難しいが、石森作品もこうしてカタログ見ているだけで、ああ、あれもこれも読んでない、というのがゴロゴロあるのである。何しろ私は『リュウの道』をまだ通して読んだことがないのだ。ってこればっかだな。
 『仮面ライダーアマゾン』が単行本になっていないのは、ページ数が少ないせいなのかな。あれだけテレビの原作を担当しておきながら、石森さん自身がマンガ連載を行っていないものも多い中(『ビッキーズ』や『ポワトリン』のマンガ版、見てみたかったなあ)、この『アマゾン』はペン入れこそ石川森彦に任せはしたものの、下書きは石森さんの手になるものなのである。なんとかショウタロウワールドの第3期に収録して欲しいんだがなあ。
 晩年の描けなくなった時期の作品は哀れで見返すのも辛いが、初期、中期の傑作群は今見ても充分楽しめる。SF作品に比べて、ギャグマンガは今イチ評価が低いが、『ちゃんちきガッパ』はぜひ再版して欲しい傑作だと思う。今や忘れられかけているこの作品が、ちゃんと2ページ使って紹介されていたのがうれしかった。
 ……でも女房の好きな『シロクロード』は紹介されてないな(^o^)。

 マンガ、MEIMU『キカイダー02 SGE』。
 ついうっかり買っちまったが、これ、あくまで「スペシャル・グラフィック・エディション」ということだから、普通の単行本をあとで出すんだろうか。
 ……1900円もしたぞ。2巻以降もこの薄さ、この値段で出すんだったら客はちょっとばかし怒ると思うが。
 キカイダーやダークロボットがエヴァンゲリオンモドキの生物的デザインになっちゃってるのもなんだかなあ、という感じだが、光明寺ミツ子の弟のマサルが、謎の美少女って設定に改変されてるのはただのウケ狙いと違うか。いや、美少女出すのはいいのよ。MEIMUさんの描く女の子キャラ好きだし。ただ……ネーミングがねえ……ヒナノはねえだろ、ヒナノは(-_-;)。

 マンガ、『藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版』8巻(完結)。
 パーフェクトといいつつ『中年スーパーマン左江内氏』は未収録。中公愛蔵版ではちゃんと収録されてたのに、なんでやねん。
 更に巻末に『絶滅の島』があたかも藤本さんの遺作であるかのように収録されているが、これは同タイトルの作品を改稿したもので、既に1988年の中公愛蔵版『SF全短編』に収録されている。初出一覧で「1995年8月てんとうむしコミックス」とあるのは間違いだ。小学館は、こういう書誌的なことにはひどく無頓着なところがあるんだよなあ。
 ホントの遺作の『異人アンドロ氏』、「ビッグ・コミック」に載った時には「新シリーズ!」ってアオリがついてたんだよなあ。一作一作、雑誌掲載時にリアルタイムで読んでたものが多いので、当時の思い出と相俟って切なさがいやでも募る。

[5]続きを読む

03月15日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る