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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■なりたくて病気になってるわけじゃないやい/舞台『トランス'98』ほか
と思っていたら、北原佐和子、生き残っていたのですねえ。80年代、その噂を殆ど聞かなかったのに、90年代に入って、サスペンスドラマや舞台に脇役ながら重要な役で数々出演。実は私も去年『必殺仕事人』の舞台でナマの北原佐和子を見ている。四十も近いってのにまだ町娘の役だぜ。でもそれが違和感ない(・・;)。好きな男との仲を引き裂かれ、殺されて死の間際に主水に殺しを依頼するという薄幸の美少女の役……って、『夏の秘密』とつながってるなあ。路線変更がやっと実を結んだか。
私は特別アイドルオタクではなかったので、昔のマイナーアイドル映画をそんなにたくさんは見てはいないのだが、今になって、見ておけば話のタネになったのにな、とちょびっと後悔している(見てたらもっと後悔してたろうが)。
いつの日か、大槻ケンヂも感涙したというセイント・フォーの『ザ・オーディション』だけは見て死にたいと思ってはいるのだが。「不思議、東京、しんで〜れら〜」。
スーパーチャンネルで『アウターリミッツ完全版・二階にいる生物』見る。この『アウター』、『ミステリーゾーン』の後発なんでどうにも二番煎じの感が強かったのだが、こうして年月が経ってみると、どれも古典的で味わいが出てくるものである。今回の話、要は隠れ里の仙人は宇宙人でありましたって設定で、それ自体は陳腐なんだが、途中、屋敷の中を迷ううちに主人公がドアだけが立ってるようなシュールな世界に入りこんでいくシークエンスが面白い。
この「ドアだけの世界」って、よく使われるけど(『ルパン三世PartV』で鈴木清順もやってたな)、最初に思いついたのは誰なんだろうなあ。サルバドール・ダリの絵あたりか?
カートゥーンネットワークで先々週から始まった『逮捕しちゃうぞ』、前回まではOVA版を放送してたが、今日からテレビオリジナル。福岡の民放では未放映なので初見である。
でもテレビシリーズになった途端、作画レベルがガタ落ちなのには幻滅。脚本自体は短い原作を横手美智子さんがメリハリある展開に構成し直して、うまく出来ていたのになあ。OVAと映画版を見て、これならテレビシリーズもDVDで買ってもいいかなと傾きかけていたのだが、これは買わなくて正解。
女房は藤島康介の「中途半端に面白い」(つまり設定とかよく練られてはいるけれど、予定調和の展開しかしないし、オタク向けの受け狙いがミエミエであざとい、と言いたいらしい)点が嫌い、と言っているので、もし買っていたら大変な家庭争議になっていたであろう。以前『ああっ女神さまっ』のLD買った時も「そうよね、あんたは自分の稼いできた金なんだからどんな下らないことに使っても自由なんだもんね」とネチネチ言われたし。
でも『逮捕』のOVAや『女神』の初期シリーズはなかなかの秀作だったんだがなあ。どっちも映画版でコケたのがよく似ている(^_^;)。もともとこの作者、あまり大風呂敷を広げられる人ではないのよ。だから『小っちゃいってことは便利だねっ』くらいの短編シリーズが一番面白かったりするのだ。
漫然とテレビをつけていたら、『地球防衛放送パンドラ』の再放送とやらを偶然目にする。アイドル予備軍みたいなコスプレねーちゃんたちがオタク情報を紹介する、という番組なんだが、ガイナックスとコンプティークのサバゲー大会なんて放送して見てたヤツいるのか。
私が「おっ」と思ったのは、字幕に「とり・みき、大平透」と出たからだ。洋画の吹替は字幕ファンから叩かれることが多いが、名声優による吹替えは決して字幕に劣るものではない、と主張し、本まで作っちゃったのがとりさんである。これは結構、大平さんのコアな話が聞けるのではないか、と思ってみてみると、さすがに声優創世記から活躍しているだけの人ではある。汲めども尽きぬ井戸のように面白いエピソードが、次から次へ出てくること出てくること。
スーパーマンの番宣のために大平さん自身、あの格好をされた話とか(当時はスリムで、実に似合っている)『刑事コジャック』のテリー・サヴァラスはもともと大平さんが演じる予定だったのが、「番宣のため頭を剃れ」と言われて断った話とか。
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02月16日(金)
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