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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■だから初心者なんだってば/『わが師はサタン』(天藤真)
何のことやら分らぬので詳しく聞いてみると、Uさんの携帯電話に何度も留守電が入っていたそうだが、誰からだか分らない。頻繁な時には一分置きくらいに入っていたりする。たまたま電源を入れている時にかかって来たときに出てみると、無言のままプツッと切れる。
アタマに来たUさんが、かかってきた相手の番号に書け直してみると、出たのがなんと桜雅さん。
「桜雅さんだったの? いったい何の用?」
「あ、間違い電話です」
Uさん、呆れたそうだ。そら、「間違い電話」とちゃうで、「イタズラ電話」やがな……と突っ込んでみたところで相手がラブちゃんだものなあ。
Uさんが私のところに電話をかけてきたのは、桜雅さんがまさかオカシクなってしまったのでは、と心配して、もし私が事情を知っているならば聞いてみたい、と考えられた次第であったのである。
「……桜雅さん、何かおかしくないですか?」
もちろん、私は即答した。
「おかしいです。あの娘は絶対におかしいです」
「は、ハア……そうなんですか」
いや、私だってそれ以外にどうにも言いようがない(^_^;)。
……そりゃな、人間、誰だって無知なとこ、世間知らずなところはあるぞ。けど、間違い電話をかけたら、一言謝るってこと、20年近く生きてて誰にも教わらなかったのか。……多分教わっていないな。仮に今から教えても覚えぬであろうことも想像に固くない。無知は決して罪悪ではないが迷惑ではあるのだなあ。……なんとかならんのか(-_-;)。
もう、私は彼女が実はアンドロイドだと言われても信じるぞ。と言うか、既にメンバーの間で彼女は三年前に製造されたロボットだと言うことになっているらしい。……メーカーに返品しちまえ。
女房が夜食に食い残しの肉丼をくれる。嬉しくて涙が出るわ(~_~メ)。
02月14日(水)
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