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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■続ける理由/ドラマ『西遊記』第一回/『名探偵ポワロ ナイルに死す』
 だから、劇団のメンバーが読んでいようが読んでいまいが関係ないよなあ、と思って以来、逆に「中断」もあまり気にならなくなった。書こうと思うことはその都度やたらとあるが、どうせ全部は書ききれない。書きたい時に書けることを適当に書くのでいいや、とタイトル通り、はなはだ無責任にこの日記は続いたり続かなかったりするようになったのである。

 更新がないのに、ヒット数が増えていたのには理由があって、評論家で『オタクの遺伝子』の著者の稲葉振一郎氏が、私の駄文の一節を引用してリンクしていたからだった。引用のみで、どういう意図でそんなことをしたのかが分からないのだが、単に自著の感想を集めているだけなのかもしれない(笑)。
 たまにこういうことがあって、ヒット数が増えるのも、何をどう判断したらいいのか、悩んでしまうのである。


 携帯を使い始めてまる2年になる。ちょうど2年前は日記をサボっていた時期で、どういう事情で携帯を買うハメになったのかはもはや茫漠たる記憶の彼方に消え去ってしまっているのだが、多分、「いい加減で連絡が付け難いから、携帯を持ってくれ」という懇願に負けたのだろうと思う。
 私の同業者には携帯を持たない人間も多い。「必要ないから」というのが最大の理由で、確かに、そんなにしょっちゅう携帯を使わなければならない用事なんて、我々の業界にはないのである。私も、しげの要求にかなり長い間抵抗していたのは、「待ち合わせとか、携帯があると簡単に連絡が付くので、平気で遅れたりするから」ということだったのだが、まあ、携帯があろうとなかろうと、時間にルーズなやつはもとからそうだし、これでは私自身が「携帯を持ったら平気で遅刻するようになる」と言っているようなものなので、あまり説得力を持たなかった。
 それでも携帯への不信感は、今なお漠然とした形で私の心の中に残っている。自分でやっていて言うのもなんなのだが、携帯からミクシィにしょっちゅうアクセスしていると、これはやはり「中毒」なのではないかという思いを捨てきれない。使用者に「いつでも連絡が付かなければ気がすまない」強迫観念を与えている点で、これもまた一種の社会病理だろうと思う。携帯が普及したおかげで公衆電話の数が減ってしまったこともかなり迷惑だ。携帯使用者だって、電池切れや圏外の時には公衆電話がなかったら困るだろうと思うのだが。
 実際、2年も使用し続けているとバッテリーが一日も持たなくなっていて、電話を10分もしていればもうバッテリー切れを起こしてしまう。しかもミクシィに接続するようになって、電話代も一気に跳ね上がってしまった。入院中は携帯からしかネットにアクセスできなかったから、当然そうなることは予測できたのだが、歯止めが効かなかった。まさしく「中毒」である。
 しげが「機種換えしたら? 新機種だとパケット通信の料金がもっと安くなるよ」と何度も言うので、ついに決心して、近くのauまで出かけていくことにした(そこで実は自分の携帯が使い始めてもう2年を越えることを知ったのである)。
 これも初めて知ったことだったが、携帯を26ヶ月以上使用すると、機種替えの料金が一番安くなるということだった。逆に7ヶ月未満だと一番高い。六千円と六万円の違いだから、新機種が出るたびに買い換えていたら(そういう人もいるからこの値段なのだろうが)、全くの丸損である。
 しげは私があげた「お年玉」で、私に携帯をプレゼントしてくれるつもりだったようだが、割引券もあって、すっかり安くついてしまった。新機種にどんな機能が付いているのかまだよく分からないのだが、多分、またよく分からないまま、2年が経過すると思う(笑)。

 
 夜は、しげと『人生ゲームM&A』で遊んだあと、テレビで新番組『西遊記』の第一回を見る。
 新年の新番組の期待度はナンバーワンだそうだが、キャストを聞いただけで、これまでの『西遊記』映像化と違って「イロモノ」であることは歴然としていると思うのだが(笑)。

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01月09日(月)
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