ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491657hit]

■あさりよしとおサイン会/『仮面ライダー響鬼』三十八之巻 「敗れる音撃」
この更なる路線変更がどのような結末を迎えるのか、それとも更に路線変更とか井上敏樹復活があるのかとか、興味は尽きないのである。。


 今日こそは『機動戦士ΖガンダムU 恋人たち』を見に行くつもりで、しげとも約束していたのだが、またまた夕べ寝つけなかったしげ、いくら揺すっても起きてこない。
 「午後から出るか?」と聞いたら、寝ぼけ声で「うん」というので、仕方なくそのまま放置。どうしてこいつはどこかに出かける直前になると

 今日は2時から天神の福家書店で、あさりよしとおさんのマンガ家生活25周年、『るくるく』5巻発売記念のサイン会がある。しげもあさりさんのファンなので、当然サインは欲しいのだが、こういうサイン会の列に並ぶのは大嫌いである。何たって集まってくるのがキモいオタばかりだから(笑)。だもんで、一人で出かけるしかないのである。私はもうキモオタの中には自然に溶け込むので、何も怖いものはない。オタクはどうしたってキモオタにしかなれんのだ。
 天神コアに到着したのが1時45分。ここの福家書店は、一応、地下一階(普通書籍・文庫)、地下二階(コミック・同人誌)と2フロアあるものの、それぞれご近所の本屋程度の面積しかなく、二、三十人も人が来ればかなり狭苦しくなってしまう。
 実際、地下二階に行ってみると、カウンターから店の奥にかけて、『るくるく』5巻を手にした、あまり手入れの行き届いていない髪型にメガネのオタクオタクしたオタクばかりがズラリと並んでいた。
 案内の人が、「整理番号順に50人ずつお呼びいたします。2時までお待ちください」と何度もおらんで(=叫んで。あえて博多弁を使うのは、本当は「叫ぶ」「怒鳴る」というほど強くはないし、かと言って「呼ぶ」ほど弱くもないからである)いたので、目をやると、書店の入り口から2階への階段に、ポールが立てられている。「限定200名」と聞いていたので、いったいこの狭い書店のどこでサイン会が開けるのか疑問だったのだが、なるほど、階段に列を作ったとはうまい手である。
 ふと、サイン本は何冊も書いてもらえるのかどうか、と思いついて、書店の人に聞いて見たところ、「それは構わないと思います。ただし、冊数に限りがありますから」と言われた。確かにみんながみんな、五冊も十冊もサインを頼んでいたら、あっという間に売切れてしまうだろう。それで、ギリギリまで本が売れ残るかどうか待つことにした。どうせ私の整理番号は「52番」で、2時きっかりにはサインはもらえないのである。
 「整理番号50番以降の方は、2時15分から案内します」と係の人がまたおらぶが、実際に呼ばれたのは30分過ぎて。早めに終われば『Zガンダム』に行こうか……とか、考えていたのだが、まず無理であった。慌てて『るくるく』を更に二冊買って、列に並ぶ。更に待たされること30分、一時間経って、ようやくあさりさんの前に出た。あさりさんは渡される本に、顔を上げもせず、矢継ぎ早にサインしていく。俯いているので顔はよく分からないが、トレードマークの禿頭に、サングラスにヒゲと、こんな個性的な人が、あさりさん以外にいるはずがない。
 「三冊お願いしたいんですが」と言うと、あさりさんの横に立っていた書店のお姉さんが「一人一冊までです」と言う。「え、でも、メガネの店員さんが『何冊でもいい』と仰ったんですけど」と聞き返すと、『確認します』と、地下二階に降りていった。ほどなく、「確認できました」ということで、三冊、サインしてもらえることになった。
 ところが、店員さんが本のカバーを取りながら、「あと2冊のご署名はいかがいたしましょうか」と聞いてきたので、私は虚を突かれて一瞬、口ごもってしまった。実はこれ、この日記のキリ番ゲットの人のためのプレゼントにしようと思っていたのである。けれども、そう聞かれてしまうと、誰かの名前を言わないわけにはいかない。とっさのことで名前がすぐに思いつかず、慌てて携帯を取り出して、  「この名前でお願いします」と、“履歴の一番新しい人二人”の名前を見せた。

[5]続きを読む

10月30日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る