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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■休日の朝は寝てるってば/『名探偵博覧会T 真説ルパン対ホームズ』(芦辺拓)
 しかし、「バドガール」というのも、オトコを誘うアイテムとして機能してるんだなあと、変なところに感心。
 何度か書いてるけど、コスプレとかそういうの、私ゃ一つの文化的現象としてしか興味がないのよ。もし私にそっち方面の趣味があるんなら、女房を意地でも痩せさせてコスプレさせてるって(笑)。今のしげにはドラミちゃんのコスプレしかできんわ。


 夕方、アニメ『ブラック・ジャック』。『名探偵コナン』など。
 『ブラック・ジャック』は『ピノコ誕生』で、手塚真が脚本を担当。短編を30分に伸ばすのだから、原作にないエピソードがちょこちょこと加わるのだが、まだ体をうまく動かせないピノコが火事に怯えるとか、何かどうもわざとらしいのが多くてね。ピノコが寝てる傍にブラック・ジャックがパイプを置き忘れるとか、ちょっとウカツすぎるんじゃないかね。パチンコして車中に子供置き去りにする馬鹿親みたいじゃないか。
 それとよく分からんのは、嚢種のころのピノコ、声を日高のり子が当ててたんだけれど、どうして水谷優子にさせないのかね?
 相変わらず、そこそこにつまんないんだけれど、こんなんで映画版はちゃんとしたものに仕上がるんだろうか。 


 夜、9時からパピヨンプラザのロイヤルホストで、次回公演の顔合わせ。
 先々週、ホントはキャストが一堂に会する予定だったのが、ドタキャンが相次いで、二人しか集まらなかったという涙がちょちょぎれる事態になっちゃったので、今回が仕切り直しである。
 先日も集まっていただいたKさんWさんに加え、今日は細川嬢、小林嬢、堤さんにラクーンドッグさんも来られる。あと一人見えられる予定だったのだが、20分過ぎてもいらっしゃらないし連絡もない。堤さんが連絡を取ると、「日にちを間違えていた」とのこと。こないだのことがあったから、「連絡は確実に」としげに何度も念を押していたのに、確認を怠っていたのである。そもそもメールアドレスだけで電話番号を確認していなかったのだから、しげが手を抜いていたのは紛れもない事実で、言い訳のできることではない。せわしないのは分かるけれど、それをやれなきゃ公演を打つ意味がないのである。
 と言いつつ、こちらもまだ台本が未完成なので、みなさんには自己紹介とスケジュールの確認およびキャスト希望の連絡をするのみ。どうやらキャストは11人まで集まりそうである。あっとひっとりっ♪
 福岡近辺にお住みの方で、3月11日(土)・12日(日)、一緒に舞台に立ちましょうって方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。


 芦辺拓『名探偵博覧会T 真説ルパン対ホームズ』(創元推理文庫)。
 映画『ルパン』に便乗したのか、ようやく文庫本になった。映画の方はそんなにヒットしてないみたいだから、小説の方も売れるかどうか分からないけれども。まあ、こういうパスティーシュ(模倣作)よりも、モーリス・ルブランのオリジナルの方を若い人には読んでもらいたいけれどもね。
 一応は文庫化を待ち望んでいたので、喜び勇んで読んだのだけれど、何と言うか、一読して困っちゃってね。嬉しい部分と悲しい部分が相半ばするというか。
 「モーリス・ルブランの『ルパン対ホームズ』は偽作だ」とか、ルパンのライバル・ガニマール警部と『ルパンの冒険』のゲルシャールは別人だとか、作者独自の解釈はそれなりに面白い。
 特に、「なかなか上手い」と思ったのは、ルパンとホームズが初めてまみえるあたりの「趣向」である。これには思わずニヤリとさせられた。恐らくは、かなりなルパンファン、ホームズファンでも(いや、だからこそ)、かえってこの「趣向」には引っかかってしまう人も多いのではなかろうか(一応、私は引っかかりませんでしたが)。このあたりの「描写」からも、作者がそれぞれのシリーズを結構読み込んでいることは充分に伺えるので、ルパンやホームズのキャラクターをよく生かしている点については、ある程度の評価はしたいと思うのだ。
 けれど、メインストーリーとなると、これががどうにも今ひとつなのである。

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10月10日(月)
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