ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491661hit]

■がんばれ末吉市長/『名探偵コナン』49巻(青山剛昌)
 笑っちゃったのがコナンの台詞で、「本家本元のロンドンにあるハイド公園」ってやつ。つまり米花町とか提無津川とか、あのお寒い語呂合わせは偶然ロンドンの地名と日本の地名が似通っていたとか、ロンドンなんて町は「コナン」の世界には存在してません、ということではなくて、“誰かが明確な意志を持って”、ロンドンの地名を移植してきたものだってことになるのだな。戸来村ではなくセントレア市だったわけである。てことは、米花町があるのは東京都内ではなくて、きっとその近郊の「論丼市」とか「呂運貪市」とかいうのであろう(ロンドンは本当は漢字では「倫敦」と書く)。バカな町だ。
 中盤の行方不明の女の子を探す話は、私が学生のころにいろいろ考えてたトリックがいくつも偶然使われていて、自分のトリック創作力は『コナン』レベルかとちょっとガックリ来た。でも、なんてことのない「日常の事件」のほうが、やたら殺人だの誘拐だの、殺伐とした、しかも作りこみ過ぎていて無理のある事件よりは読んでて不快感はないのである。小説化でいうなら仁木悦子とか青井夏海のラインね。
 後半は、これも定期的なテコ入れの新キャラクター・見え透いてるくらいドジだけど、何やらヒミツのありそうな帝丹高校への転校生・本堂瑛祐君の登場。どうやらレギュラー化しそうで、コナン君の正体にも気づいているやらいないやら。でもこういう「わざとらしい」キャラクターにもファンは付いちゃうんだろうなあ。基礎教養がないというのはかくも恐ろしいことなのである。


 今日も余震連発。
 真夜中1時頃にも震度3くらいの揺れ。驚いて飛び起きたが、また睡眠不足な日が続き始めている。ここんとこ一週間くらい、鼻血が止まらないのだ。

04月06日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る