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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■一日が喜八だけで過ぎていく/映画『ああ爆弾』
 ミュージカルが嫌いな人は、「何でいきなり歌いだしたりするの? 気が狂ってるみたいじゃん」と貶すが、蓋しその通り、岡本喜八はミュージカルをまさに「狂気」として演出しているのである。出てくる連中がみんなイカレてるんだから、イカレた連中がイカレた音楽に痺れるのは至極当然のことなのだ。『仮面ライダー響鬼』を見ている人は、この『ああ爆弾』を見れば、「ああ、あのミュージカルシーンはこれのマネだったのか!」と気がつくことだろう。そして『響鬼』のミュージカルシーンがなんであんなに「寒い」のか、いったい何が欠けていたのか、ということに気づくだろう。そう、ミュージカルは演者が狂ってないと面白くならないのである(特撮ファンには、有島“タコ社長”一郎と桜井“ゆりっぺ”浩子の掛け合いミュージカルのシーンがお楽しみだろう)。
 結果、日本の狂気はアメリカの狂気に敗れる。しかし、奢る平家は久しからず、最後の最後に中谷一郎に待っていた運命も……。これから先は言わぬが花。

 6時からMOND21で『平成極楽オタク談義』第一回「富野由悠季」の再放送。
 岡田斗司夫さんの「富野由悠季を貶していいのは俺らだけだ!」発言に苦笑。もちろん作品を褒めちぎった上で、「富野さん本人を」笑っているのである。
 7時半よりNHK総合で『名探偵ポワロとマーブル』(もうコメントはしません)、続けて『義経』。
 いつまで経ってもタッキーが全然義経っぽくならないのはどうしたものか。どうにもならないだろうけど。それよりももっと気がかりなのは丹波哲郎の老け具合である。滑舌もままならないんだけど、大丈夫かなあ。

 食事はしげが「カレー、カレー、カレー」とうるさかったので昼も夜も「ココイチ」。カラダが茶色くなりそうである(スパイスが効いてるから)。

04月03日(日)
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