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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■特撮と絵画展と映画と美術展とアニメとドラマと/映画『ベルヴィル・ランデブー』ほか
 続けて『ふたりはプリキュア マックスハート』第1話。オープニングが「マックスハート」って合いの手が入るだけってのはなんだかなあ。レギュラーが3人になるならタイトル変更したらどうなんだ。内容については敵さんがまた復活とかで先週までの戦いはなんだったんだって思うけど、番組改変になんてこんなもんだから怒ったって仕方ないやね。でも、ああいうロリータファッションのヒロインのブームって、まだ続いてるんかね。さすがに街中でゴスロリ少女を見かけることも福岡じゃ最近はなくなってきてるけど。


 まだ寝惚けてウワゴトを言ってるしげを叩き起こして、天神三越へ。
 あるツテから招待券をもらったので、9階ギャラリーの「池田あきこ展」を見に行く。しげは以前、ダヤンのシールを車の窓に貼っていて、てっきり池田さんのファンなのだろうと思って誘ったのである。ところが、しげはグッズコーナーばかり見ていて、展示されてる原画はろくろく見ようとしない。
 「ファンじゃなかったの?」と聞いたら、「キャラクターが好きなだけで、原画や話には興味がない」とのこと。会場をさっさと出て、グッズをいろいろ物色し始めたので、私の方はポツンと取り残されてしまった。結局たいしてほしいモノはなかったようで、わざわざ誘うほどのこともなかったようである。
 しげと一緒に出かけて一番ペースが違うのがこの手の美術展で、私は気に入った絵に出会ったらその絵の前でじっくり鑑賞するとか、そういうことも好きなのだが、堪え性がないと言うか、そもそも絵心がないと言うか、しげにはそれがまるでできないのである。買い物するときにはこちらの予定も考えずに急いでる最中でもウインドウの前で立ち止まって長っ尻するくせによう。そもそも舞台をやってて美術を鑑賞する目がないというのはどういうわけだ。こういうところがしげの努力不足なところなんである。
 結局、美術展に行った時にはじっくり見るヒマがないことが多いんで、図録を買わざるをえなくなるのだが、原画のペンタッチまでは図録じゃわかんねえし、足を運ぶ意味があまりないのである。一応、大学じゃ児童読物とかの研究を専攻してたから、絵本とかこういうのをオレはじっくり見たかったんだよ。
 作者の池田さんもサイン会のために来られていたのだが、時間の余裕があるにも関わらず、せっつくしげに追い立てられて会場をあとにした。


 シネテリエ天神でアニメ映画『ベルヴィル・ランデブー』。
 昨年、広島国際アニメーションフェスティバルで見たシルヴァン・ショメ監督の大傑作だけれど、福岡での公開はようやく今週から。東京では昨年末に公開されているが、地方では年越し、これでは『キネ旬』とかの投票にも間に合わない。ロードショー公開は数ヶ月に渡ることも多いので、アンケートのシメキリを1月そうそうに設定するのはやめてほしいんだよなあ。偶然広島で見てなきゃ、とても「これはいいぞ!」と昨年のうちにお勧めなんかできないのである。まあいくらお勧めしても、誰も見てくれないけどな(~_~メ)。
 こういうアート系の映画はなかなかTVでも流さないしDVDにもなりにくい。なっても初回売り切りですぐ絶版、小さなレンタル屋だと置きもしない。すぐに「幻の映画」扱いになっちゃうんで、公開中に足を運ぶしかないんだけれど、テレビアニメしかアニメとして認識してない似非アニメファンや、日本のアニメが世界一だなんて錯覚してるアニメナショナリストは、ホントに全然興味示さないのな。自分たちがどれだけゴーマンな見方しかしてないか自覚してないんである。
 あのね、本気で面白い作品を見たいって気があるんだったらさ、部屋に閉じこもってないでもっとカラタを動かせよと言いたいのよ。なんで毎週毎週、キャラ萌えだけで中身はスカスカのたるい某テレビアニメばかり見てられるのか疑問なんだよ、オジサンはさ。
 しげは『ベルヴィル』を見て、「セリフないけど、ちゃんと表情で何考えてるのか分かるね」と言っていた。そういう「表現力」がそもそも某アニメ(具体例はたくさんあるので特にどれ一つとは挙げない)にはないのである。まあ比較すること自体が『ベルヴィル』に対して失礼なのだが。



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02月06日(日)
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