ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■意見の違いはあるものだけど/マンガ『隠密剣士』(かわのいちろう)3巻ほか
 時々見る程度ではあったが、昔から古館さんの“芸としての”トークが好きだったので、これがなくなっちゃうともうライブ以外に見るものがなくなってしまうのである。放送開始からほぼ10年が経っているので、区切りがいいと言えば言えるのだけれど、理由はやっぱり「『報道ステーション』に専念するため」なのだろうなあ。あれの古館さんは操り人形のようで全然好きになれないのだが。やっぱサンライズ新聞に洗脳されてるのかな(+_+)。
 古館さん自身がどんな思想の持ち主であろうと、私ゃあの人の「話芸」が好きなのだから「それはそれ」でこれまでは気にしないでいられていたのだが、その活動を『報道ステーション』1本に絞ってしまうというのは芸能人としてはどうなんだろうね。だって、『報ステ』だって永久に続くわけではないでしょうに。10年後か20年後か、『報ステ』が終わったあと、古館さんがまた「こちらがわ」に戻ってきてくれるのか、それが心配なのである。
 せめて年1回やってたトークライブは続けてほしいんだけど。それも政治色の濃い喋りになっちゃったら悲しいなあ。


 ネットを散策していたら、『はれときどきぶた』の矢玉四郎氏が、『Mr.インクレディブル』をケチョンケチョンに貶していた。「日本人は米国の陰謀に完全にはまっている」とまで言い切っているのだから、相当な怒りようである。でもその批判の仕方がどうも難癖に近いのが気になってしまう。

> まず、構想は「スパイキッズ」のパクリ。父母姉弟のスパイ一家を、ヒーロー一家にしただけ。

 「親の危難を子供が助ける」パターンは別に『スパイキッズ』が元祖というわけではない。ちょうどCSで『タイムボカン』の再放送やってるけど、これもそのパターンだしなあ。これをパクリと言い出したら、映画に子供を出すことすらできなくなる。第一、『インクレ』の主役はあくまで父さんの方なんで、子供たちは『スパイキッズ』ほどには活躍してないんだが。
 『ウエスト・サイド物語』を『ロミオとジュリエット』のパクリと言えるかどうか。『用心棒』を『赤い収穫』のパクリと言えるかどうか。「本歌取り」と「剽窃」をいっしょくたにしちゃいかんという問題もここにはある。

> 敵の武器として丸い鉄の固まりが出てでてくるが、例えば「ロボコップ」を見たひとには、間抜けな鉄くずにしか見えない。何の目新しい工夫もない。ユーモアもスパイキッズのほうがはるかに上。

 『ロボコップ』の敵ロボットは階段も降りられない鉄クズだったけどなあ(^_^;)。いったい両者の何をどう比較してるのかが、よく分からない。外見上のデザインのことを言ってるのかなあ? そもそもモデルアニメーションとCGアニメーションのデザインを単純比較するのはどうかと思うよ。CGの場合、単純明快なデザインにした方が動かしやすいからこそあんな球形のデザインにしたんだと思うけど。
 それに、敵が「マヌケな鉄クズ」だからこそヒーローが倒す醍醐味があるんで、逆にかっこいいロボットにしちゃマズイでしょ。『ガンダム』のザクやらグフだって、『キャシャーン』のツメロボだって、敵ロボットはたいていずんぐりむっくりしてるもんだけどね。ユーモアに関しては『スパイキッズ』のどこがどう上なのか、説明が何もないから判断のしようもない。主観だけでもの言ってないか? 矢玉さん。

> しかも、ヒーローが壊した物は国が弁償するなどと、いかにも米国、そのオヤジキャラも薄汚い。全体に米国の宣伝。ヒーローをブッシュに、敵方をイラクにおきかえると、実にわかりやすい。ブッシュにごますりの主人公も頭悪そうな映画。


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01月15日(土)
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