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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■壊れゆく女/アニメ『ああっ女神さまっ』第1話ほか
正月からこっち、しげはかなり精神的に追いつめられていて、一時は自殺すら考えたほどであった。もちろんイカレたアタマで考える自殺であるから、「風呂場にギロチン台を設置しよう」なんてシュールなものである。自殺の動機だって、これといったきっかけがあったわけではなく、ただ「ぼんやりとした不安」があるばかりである。ここのところ、仕事に出るのが苦痛で仕方がないと言っていた。
確かに朝夕の私の送り迎えに病院通い、それに仕事もとなると、からだが持たないというのも分かりはする。「家事はちゃんとするから」と言うので、「それなら無理して続けなくてもいいよ」と言う。ただそうなるとしげが自分で働いて払う予定だった車のローン、残りは全部私が支払うことになるわけである。ちょっと小遣いを減らさなきゃならなくなるのは痛い。まあ、DVD買うのを2、3枚控えればそれで充分なんだけど。
テレビドラマ『富豪刑事』第1回「富豪刑事の囮」。
原作はSF作家筒井康隆の、傑作と評判のミステリー。考えて見たらこれだけ「絵」になる小説が今まで映像化されてこなかったのもフシギだが、やっぱり「予算がかかる」と思われて敬遠されてきたのかな? かといって今回の映像化もそんなに金かけてるようには見えないけど。
その記念すべき第1回の放送は、原作の第1話をベースに、五億円強奪事件の犯人を探すために「犯人が大金を使わざるを得なくなるような工作をする 富豪刑事」という展開。ストーリー自体はまあまあ原作に忠実に作っている(容疑者が原作の4人から2人に減らされてるけど)のだけれど、肝心なところで失敗しているのが残念。
主人公「神戸大助(かんべ・だいすけ)」をドラマでは女性に変更、「神戸美和子(みわこ)」としたまでは面白いアレンジだと思ったが、いかんせん、演じるのが深田恭子では大富豪の雰囲気など出ようはずもない。富豪の「おっとリ」と天然の「ばか」とはムードがまるで違う。時効のことをうっかり忘れてしまい、「あと三日で解決できるのか?!」と怒鳴られて「さあ?」と困ったように首を傾げるのではただのバカである。ここは「根拠のない自信」くらいは持って「大丈夫ですわよ、おほほほほ!」くらいの態度を取ってほしかった。パーティを開くアイデアも自分で捻り出さなくてはねえ。あまつさえ真犯人に殺されかけるんだから、どこがいったい名探偵なのやら。ヒロインは危難に会わなければならない、なんて陳腐なことを考えたんだったら、『富豪刑事』を原作に選ぶなって。
『富豪刑事』を録画している最中に、突然DVDプレーヤーがストップ。リモコンをいくら操作しても、DVDが中から出なくなってしまった。
おかげで『H2』の第1回も録画するつもりが見逃す。つかこれ、修理に出したらどれくらい時間がかかるんだ。その間見逃す映画やアニメが何本になるか。こういう時のためにもう一台DVDレコーダーを買っておくべきかとも思うのだが、もう次に買うなら次世代DVDの趨勢が決まってからって気もするし、これもまた悩みどころなのである。
01月13日(木)
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