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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■触んなきゃできない演技指導なんてない/『金魚屋古書店』1巻(吉崎せいむ)ほか
 マンガ、駒井悠『そんな奴ぁいねえ!』10巻。しげが惰性で買ってるマンガなんで特に感想はなし。キャラクターの区別がつきにくい4コマは見ててツライ。



 アメリカの映画TV情報サイト“Zap2it”が、先月31日、2004年のベスト映画とワースト映画を発表している。以下はそのリストだけれど、これもやはり日本人の感覚とはかなり差異があるのであった。

Zap2it's Best of 2004 List
1. "Phantom of the Opera" 『オペラ座の怪人』
2. "Kinsey"
3. "Finding Neverland"『ネバーランド』
4. "Motorcycle Diaries" 『モーターサイクル・ダイアリーズ』
5. "Eternal Sunshine of the Spotless Mind"『エターナル・サンシャイン』
6. "Hotel Rwanda"
7. "The Merchant of Venice"『ヴェニスの商人』
8. "The Incredibles"『Mr.インクレディブル』
9. "The Aviator"『アビエイター』
10. "Alexander" 『アレキサンダー』

Zap2it's Worst of the Year List
From the most to the least offensive--
1. "Around the World in 80 Days"『80デイズ』
2. "Brown Bunny"『ブラウン・バニー』
3. "Yu-Gi-Oh!" 『遊戯王』
4. "Welcome to Mooseport"
5. "Alfie"
6. "Twentynine Palms"
7. "Laws of Attraction"
8. "Soul Plane"
9. "The Forgotten"
10. "A Love Song for Bobby Long"

 さすがにワーストには日本未公開のものが多いね。ベストも今年日本公開のものが多いから、これからが楽しみといところだろうか。
 ファン投票によるものなので、批評家賞であるゴールデングローブ賞のノミネート作品ともかなりズレがある。特に『オペラ座の怪人』などはその乖離が激しい。批評家からは散々酷評されているので、見に行くかどうか迷ってしまうのである。
 『80デイズ』がワースト、というのは、ジャッキー・チェンが主演になっていることの反発が強かったのではなかろうか。確かにどこから見ても中国人のジャッキーにフランス人のパスパルトゥーを演じさせるというのはムリがあるし、ヴェルヌの原作を無視して設定を改変、中国のシーンを大幅に増やしたことに腹を立てた人もいただろうことは予想はつくが、だからと言ってワーストに置くことはない。第一、中国でのカンフーシーンはジャッキー自身は撮影することを渋っていたのだ。ワースト評価に人種偏見の匂いを感じ取るのは穿ちすぎだろうか。


 巷のニュースに関して、最近はあまりコメントはして来なかったけれど、気になるのがいくつかあったのでコメント。
 女優志望の中学三年の女の子に、「演技指導」と偽って、ワイセツ行為をしたとして、劇団「テアトル・ド・パラード」主宰の演出家、三村創こと岩窪多摩緒と芸能プロダクション「銀の船」経営、宮沢久美子の二容疑者が逮捕された。取り調べに対して、二人はあくまで「演技の指導だった」と容疑を否認しているそうだけれども、被害者の女の子には「これからする行為は他言しない」という内容の同意書に署名させてたそうだから、公明正大に演技指導してるんだったら、そんな念書を書かせる必要はなかったはずである。だいたい、「ベッドに寝かせ、下着を脱がせて胸を触った」「足を開かせて……」なんて演技指導があってたまるか。
 私も演劇関係者のハシクレであるから、世間一般の人が「演出家とかが演技指導の名のもとに女の子のカラダに触ることって多いんじゃないか」とか誤解したらいけないということで注釈を付けさせて頂く。

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01月06日(木)
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