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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■To be or not....../竹本泉『トランジスタにヴィーナス』7巻
「演技の才能とは何か?」というのは実はすごく簡単で、「自分の表現が他者からどのように見られているかを客観的に把握できる」ということである。つまりは「鏡を見ろ」ということなのだが、しげは全然鏡を見ようとしない。
ではしげに演技の才能が全くないかというとそうではなくて、「恥を知らない」がゆえに、「これはできない」という役は基本的にはないのである。これは本来、演技者としては相当な「強み」になるはずなのだが、努力が全く伴わなかった。この十年、直観だけで芝居をしてきたツケがここに来てしげのクビを締めているのである。
加藤君、其ノ他君にも、このままでいいのかどうか聞いてみたのだが、「構わない」ということであった。
「いつ『鬱』が来るかわかんないよ? いいかな、それでも?」
「そのときはなんとかします」
其ノ他君がそういうからには、これは口先だけではない。何かあったら本当になんとかするだろう。となれば、私にはもう何も言うことはない。しげの芝居が形になろうがなるまいが、このまま行くしかないのである。
桜雅、穂稀両嬢は先に退出、残ったメンバーで何となくの流れでカラオケに。カラオケ自体も随分久しぶりだが、加藤君が歌うのを聞くのも今回が初めてである。と言っても日本全国、オタクの歌いっぷりはみんな同じで、アニソン歌えばみんな絶叫するのである。でも声のノビが実にいい。これが演技の時の発声に生かせてないのが残念なくらいだ(^o^)。しげと交互に戦隊ものなんか歌いまくって、盛りあがること。
このメンバーだと全く酒が入らないので、歌いながら乱れてクダ巻いたり、つまんねえオヤジギャグ飛ばしたり、マイク持って離さないようなマナー知らずなやつもおらず、安心して歌えてありがたいのだが、最初に『誰がために』とか絶叫系をリクエストされて、調子に乗ってそんなのばっかし歌ったおかげで、一時間足らずでもう声が出なくなった。其ノ他君の『アニメタル』に合わせて歌ってたときにはもう声がカスレ状態である。明日が仕事じゃなくてホンニよかった(^_^;)。
帰宅したらもうヘロヘロ。日記も付けずに寝る。
マンガ、星里もちる『ルナハイツ』3巻。
少年マンガ描いてたころと違って、最近は時々混じってくる殺伐としたネタがなんだか神経に障る(やりすぎると柳沢きみおになっちゃうからなあ)。今回も怪文書バラまく同僚がいたり、まどりに言い寄る後輩に南條が異常なほど嫉妬心を抱いたり、「作り過ぎ」ていてどこかいやらしい。それでもギリギリ「読める」のは、のほほんとした重さんがいるおかげではなかろうか。この人も今巻ではちょっとだけ殺伐入ってたけど。
野間美由紀『新・パズルゲーム☆はいすくーる』2巻。
掲載誌が変わったせいで、タテ広告のスペースを使っての作者のダベリングコーナーがなくなっちゃったのがちょっとサビシイ。話は相変わらず他愛無いし、トリックと言えるほどのものはないけれど(「春巻き」とかねえ。)、まあ、ムリして作ってないだけ微笑ましい。かと言って過大評価は禁物でミステリ好きには勧められないけど。
竹本泉『トランジスタにヴィーナス』7巻(完結)。
あんまり売れ行きよくなかったんで打ち切りだそうな。それでも7巻まで続いたのは竹本さんにしては長期連載なんだけれど。イーナスが美人系じゃなくてカワイイ系だったら、あと3巻は続いてたかな。いや、それより竹本さんのSFが今ひとつ受けないというのは残念でならないのだ。「女神能力」なんてアイデア、そうそう思いつける人いないぞ。ただ女の子どうしがキスしまくるだけのマンガじゃないんだってば。
『悲しみよこんにちは』のフランソワーズ・サガンが24日、心臓疾患のため死去。享年69。
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09月26日(日)
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