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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■週末だけど週末じゃない/『なんてっ探偵アイドル』18巻(完結)
 紀伊國屋では、本は一発で見つかった。ここで見つからなかったら、天神あたりまで足を伸ばすしかなかったのでホッとする。……そう言えば天神の「本屋戦争」、状況はどうなっているのかな。書籍数ではビルまるまる一つが本屋の「ジュンク堂」が筆頭だろうが、本の数が多いからと言って、必ずしも勝負が決するわけでもない。裏通りのジュンク堂より、三越の「八重洲ブックセンター」や福ビルの「丸善」、天神コアの「紀伊國屋」の方が客は入りやすかろうし。もっとも私が天神で入る本屋は、「福家書店」と「アニメイト」が専ら。天神くんだりまで出て、なんでわざわざ普通の本屋に入らなきゃならんか。……あー、でも「まんだらけ」と「とらのあな」はやや避けてます。だって雰囲気、暗いんだもん。

 金曜日の夜はたいてい映画に行くのだが、明日が休日出勤かつ早朝出勤の予定なので、早めに帰ることにする。本もたくさん買いこんだし、結局夜更かしすることになるとは思うのだが(^_^;)。


 読んだ本、ハイ・コンラッド『名探偵はきみだ 証拠をつかめ』。
 『2分間ミステリ』に代表される推理クイズ集の一冊。前書きで「かなり難しいトリックです」とか、作者が威張って書いてたんで、ちょっと期待したんだけど、実際の出来はごく普通。クイズ集なのでかなりムリなトリックもあり、「この程度のレベルだろう」と目算を付けて読んで行けば、殆どのトリックは見破れる。ミステリマニアならこれをもとに「もっといいトリック」ほ思いつくことも可能だろう。やっぱこんなクイズ集じゃなくて、一冊まるごと「小説」を読んだほうがオモロかろ。

 マンガ、奥田ひとし『新天地無用! 魎皇鬼』7巻。
 車椅子の少女が絵本作家になるまでを描く42・43話とか、『天地』シリーズがまさに旬のころに読んでたら、すごく感動したと思うんだけど、なんかもう今更って感じね。つか、『天地』でやんなくてもいい話じゃんか。奥田さん、こういうの描ける実力あるんだし、もう『天地』から離れてオリジナルマンガ描いた方がいいと思う。初期のころはアニメの絵にできるだけ近く描こうとしてたけど、今やレッキとした「奥田絵」にもなってんだから。

 井上敏樹・北崎拓『なんてっ探偵アイドル』18巻(完結)。
 ああ、やっと終わった。アイドルで探偵というシチュエーションと、北崎さんの描く女の子の絵が昔から好きだったから、ともかくも買ってきたのだけれど、まさかここまで続くとはねえ。でもラストはアキラたちのネクスト・ジェネレーションも登場して、それなりに感動っぽくまとまったので、まあいいか。「アイドルはいずれ衰え、消えゆくからこそ真に美しい」ってセリフ、陳腐ではあるけど真実だ。このセリフが聞けただけで充分満足。


 『MIND GAME』のSTUDIO4℃が製作するインターネットアニメーション『きまぐれロボット』、表題作ほか、星新一のショート・ショート10本をYahoo! JAPAN内の特設サイトで無料配信して、その後DVDとして販売するとか。
 無料配信するんだったらそのあと売れるんかい、という懸念がないわけでもないが、星新一だしなあ、STUDIO4℃だしなあ、音楽も『MIND GAME』のときと同じ『山本精一と不思議ロボット』だしなあ。
 オレ、うっかり買うかも(~_~;)。
 少なくとも、製作したアニメの9割が実は駄作というガイナックスの『小松左京アニメ劇場』よりは絶対に面白くなると思うんである(『王立』とか『エヴァ』とか、傑作は数本しかないぞ、あそこは)。ああ、思い出すに、ありゃひどかった。ビデオ買ったけど。
 声優はインパルスの板倉俊之と、タレントのMEGUMIの2人だけ、全作二人芝居の形式で行くってことだけど、『鉄腕アトム』出演時のMEGUMIの声聞いてるとさあ、不安が・ちょっと・ねえ(^_^;)。ニュース記事じゃ「MEGUMIが声優に挑戦」とか書いてるけど、『アトム』はMEGUMIにとっては「なかったこと」になってんのか? 今度のも結果的に「なかったこと」になっちゃわなきゃいいけど。……いや、あの子は決してチチだけの子じゃなくて、タレントとして才能はあると思うけど、声優道はあまり修行にゃなんないと思うんだけどねえ。



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09月24日(金)
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