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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■座敷わらしの末裔
 そういうことなので、客層は見事にバラバラである。家族連れから若いカップル、ご老人から子供まで、老若男女ひと揃い、という感じで会場は満席。どうやらキャンセルした人はあまりいなかったようだ。そりゃ、ロハで芝居が見られる絶好の機会だからねえ。
 私たち夫婦は、2階席のかなり奥まったところであった。私の視力では到底舞台は見えないので、オペラグラスを取り出そうとしたが、いつもはバッグに常備していたはずのそれをどこかに置き忘れている(おそらく家の、本の山の中のどこかだろう)。仕方なく、劇場でオペラグラスを借りて鑑賞することにした。
 芝居自体はそこそこの面白さ。ファミリーミュージカルだから、セリフに説明的なところが多いのは致し方ない。ほかにも細かい不満はちょこちょこありはするのだが、そもそも『ユタ』が「ミュージカル」に向いた題材だったかどうか、という点はかなり気になった。役者さんたちの熱演を見るにつけ、かえってミュージカルと東北ファンタジーとの間の違和感を覚えないではいられないのである。
 見終わったあとで、しげが「ファミリーミュージカルならあんなものなのかなあ」と呟いていたが、必ずしも家族向け、子供向けの芝居がワンランク、ツーランク下とは限らない。今回の芝居はやはり題材にちょっとムリがあつたと思うのである。
 それにしても、「座敷わらし」の末裔である「ガメラ」の監督が亡くなられたことを知った直後に、その元祖「座敷わらし」の物語の芝居を見ることになるとは、何と哀しい因縁であることか。


 帰りにHMVに寄って、『シュレック2』のCDを購入。エディ・マーフィとアントニオ・バンデラスのデュエットによる「リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ.」は、この一曲だけでもこのCD買ってよかった、と言えるくらいの出色の出来。
 帰り道、ヤマダ電器に寄ってDVD‐Rほかを買う。
 そのあといきなりしげにカラオケに誘われた。割引券があるのでもったいないから使おうというのだ。あまりそんな気分じゃなかったが、少しは気分が晴れるかと、久しぶりに2時間熱唱。しげは今度の芝居で使う予定の『新エースをねらえ!』のテーマソングとかを歌っていたが、私は熱唱系を避けて、静かな「癒し系」(ヤな言葉だけどそういう気分の時もあるのよ)の歌ばかり選ぶ。と言ってもやっぱりアニソンだけど。「まんが日本昔ばなし」とか、カラオケで歌ったのはじめてじゃないかな。

 帰宅したのはまだ日も高いうちだったけれど、なんだかどっと疲れていた。


 DVD『住めば都のコスモス荘』1・2巻。
 読んだ本、マンガ、吉崎観音『ケロロ軍曹』1〜5巻。
 あだち充『KATSU!』13巻。
 清水としみつ『巨神ゴーグ』。

07月21日(水)
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