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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■今度の『コナン』は覚悟しろ!&「Aemaeth賞」受賞。……って私!?
 今日も出たくもない宴会に付き合いで出なきゃいけないことを仕事をしている最中の私の隣で延々と愚痴る愚痴る。だったら出なきゃいーじゃん! 「おうちならお分かりいただけるでしょう?」って、私だってわかんね〜よ!
 ……あなた、それをまる一日聞かされて御覧なさい、どんな気分になるか。
 私も最初はこの人の言葉を「解読」するのに時間がかかったが、ヘタにある程度「解読し慣れ」てしまったために、「あの人のことは頼むよ」ということになってしまったのである。これもやはり意味不明な言葉を喋りまくる女房と長年付き合ってその言葉を「解読」してきた努力の賜物であろうか。しげに言わせると、「そりゃあんたが世間との『勝負』に『負けて』んだよ」ということになるのだが、当のお前がそれを言うか。
 でも言葉の意味は解読できても、気持ちまでは理解できない。ココロの中で私は「助けてくれ〜」と叫んでいるのだが、その気持ちを「解読」してくれる人はいないのだ。
 あああ、なんて楽しい職場(T∇T)。


 ぶっくたびれはしているけれど、神経は高ぶっているので、仕事を終えたあとは眠いのに眼ぶたが閉じようとしないという疲れた状態。
 迎えに来たしげと、姉の店まで散髪に行く。散髪してもらうのはしげだけの予定だったのだが、結局私も父からむりやり「散髪してけ!」と椅子に座らせられる。それはいいけど親父、客待ちにどでかくMEGUMIのカレンダー飾るのはやめてよ(~_~;)。
 父親と例のイラク人質事件について、雑談。性格も考え方も親父譲りなものだから、意見はほぼ一致で、父ももともと自衛隊の派兵自体には反対だったのだが、あの三馬鹿に対してはかなり呆れていた。
 「偏見かもしれんが、差別で言うとやない」と前置きして、父は「結局、北朝鮮のことがあるけん、アメリカの言うことば聞かなならんもんな。俺もそげんとは好かんばってん、自衛隊以外にイラクには行かれんめえが。それを人質になった人たちは何も考えとらんもんなあ」と憤る。
 「本人たちはいいことしようつもりやろう、ばってん、あげん『正義』ば振りかざすのが一番好かん」
 唐沢俊一さんは「裏モノ日記」で、彼ら三馬鹿への憤りの裏には大衆の、ええご身分やねえ的な「ひがみ」がある、と指摘されていたが、それが全くないとは言わないが、私自身は、それはかなり希薄なのではないかと思っている。ボランティア活動自体に反対する意図は父にも私にも、いや、世間の怒れる人々の大半にそれはさほどなかろうと思うからだ(いつも思うのだが、唐沢さんの周囲には「そういうことをロコツに感じさせる」下卑た人間が多すぎるんじゃなかろうか。職業柄、それも仕方がないのだろうが)。ネットをあちこち散策してみても、「あの3人に怒りは覚えるが、だからと言って中傷の手紙を自宅に送りつけたりするのは許せない」という意見もかなり見受けられる。
 もしあの三馬鹿が、危険区域に無謀にも入りこむことをせずにNGO活動を続けていたとしたら、残された家族が「自衛隊撤退」を訴えた政治活動をしなかったら、ここまで世論が沸騰し、「自業自得」論が語られることはなかったはずだからである。
 「自分が正しいことをしている」「いいことをしている」という思いこみは、一切の批判を拒絶する。マトモな神経の持ち主なら、彼ら三馬鹿を批判しつつも、それが自分にもはねかえってくる可能性を充分知っている。善意の虚偽性は自らを殺すのだ。だからこそ、彼らへの怒りは「公憤」となりえていると思うのであるが。

 店を出しなに、近所のおじさんが私を見かけて、「随分スッキリされとりますなあ」と感心したように言った。最初、散髪したことを言ってるのかと思ったが、「前はなかなか立派な体格でござらっしゃったが」と続いたので、痩せたことかと気付いた。
 けど、顔のデカさは変わってないので、「痩せた」というより「やつれた」という印象の方が強いのである。それに肉が落ちてるのは肩と腕ばかりで、腹は落ちてないんだよなあ(T∇T)。


 そのまま、夜はキャナルシテイまで出かけ行って、映画『名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)』を見る。

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04月23日(金)
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