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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■横山光輝の死。いったいいつまでこの訃報ラッシュは続くのか。
 『バビル2世』の出来の悪い続編、『その名は101』だって好きだった。尻すぼみに終わった『時の行者』や『狼の星座』だって好きだった。私にとっての横山光輝ベスト1は『マーズ』である。この作品では少年向けでありながら、横山さんはあえて「定型」をはずし、救いようのない終末を描いた。その意味では横山さんらしくないマンガである。けれどこれくらい横山さんらしい作品もない。横山さんにもやはり、「戦争」の影が色濃く残っていたからである。
 
 何が腹が立つって、どの新聞もあのイラクの三馬鹿が解放されたなんて別にめでたくもないニュースを一面から三面まで大見出しで載せていて、そのせいで横山氏の訃報が本当に囲み記事程度の、新聞の隅に追いやられていることである。人間の格が違うだろうが。\(`0´)/。これがあいつら三馬鹿の犯した最大の罪だということには、ご賛同頂ける人は多いと思う。


 で、そのイラクの三馬鹿、性懲りもなく当地に居残って活動の継続を希望しているとか。
 小泉首相は「いかに善意の気持ちであっても、これだけの目に遭っても、これだけ多くの政府の人たちが寝食忘れて努力して、なおかつそういうことを言うのか。自覚をもってもらいたい」と強い不快感を示したというが、当たり前だろう。
 これであいつらが使命感とかそんなもんで行動してるわけじゃなくて、ただのヒロイズムに酔ってるだけだってこともハッキリした。戻って来なくてもういっぺん向こうでとっつかまって今度こそ、とも思うが、まあ、帰国して非難の嵐にあってみて、その時またどんな糞馬鹿な口を利くか、聞いてみたくはあるな。


 職場で同僚に「鷺沢萠、自殺だったんですね」と話したら、「でしょう? 普通、35歳で心不全で死にます? まあ、死ぬこともあるでしょうけど。でも自殺なら理由はなんだったんでしょうね。きっといろいろ悩みがあったんでしょう」と早口でまくしたてられて、しかも自己完結されてしまった。こっちが口を差し挟む余地なんてありゃしない。
 まあ、自殺について陰陰滅滅とした会話をしなくてすんだから結果的にはよかったのだけれど、「残念ですよねえ」「そうですよねえ、これからの人だったのに」くらいのやりとりはして、ごく普通に悼みたかった、


 晩飯はまたまたまたコロッケうどん。よく飽きないなと思われるだろうが、もうそれは言いっこナシである。
 しげ、今朝方から落ち込みが激しく、「病院に行きたくない。行っても治らんもん」なんてこぼしていた。そういう心理状態の時こそ診てもらった方がいいように思うんだけれど、本人にその意志がないんじゃ仕方がない。
 「行きたくないのなら無理して行かなくてもいいよ」と言ったら、口をへの字に曲げて「だって行かんやったらアンタが悲しむやろ」とまたふてくされた。どう声をかけても今のしげには無駄なようだ。こっちも疲れてばかりはいられないので、それでもう口を効くのをやめた。こうして夫婦の会話は少なくなっていくのである。どないしたらええものやら。


 映画監督の今関あきよしが、携帯電話の出会い系サイトに「芸能人を紹介する」などと書き込んで知り合った中1の女子生徒を買春、逮捕された。
 小粒な大林宣彦ってな感じで(つか、助監督やってるし)、作ってる映画はそう嫌いではなかったんだけれど、まあ確かに少女に拘りすぎてはいたな(^o^)。なんだかいかにもな人がいかにもな犯罪を犯したわけだけれど、これまでの主演女優さんたちの中にも毒牙にかかってた人とかいやしないだろうか。三留まゆみとか富田靖子のコメントを聞いてみたいものである。

04月16日(金)
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