ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491680hit]

■イラク事件の膠着と『ハウル』の声優
 番組は「そもそもアメリカにこそ非がある」ことに話をスライドさせようと躍起になっていたが、そんなこたぁ言われなくったって分かってるのだ。だからそれだって「それはそれとして」って話なんで、「アメリカが悪いからテロやっていい」ってムチャな論理を押しとおしたいのかこいつらは、と頭が痛くなる。これが通るようなら、世界でテロは花盛りである(もうなってるけど)。小学生は「運動会を中止しないと道子ちゃんを殺しちゃうぞ」と女子トイレに立てこもり、中高生は「修学旅行を中止しないと良子ちゃんを殺しちゃうぞ」と女子更衣室に立てこもり、大学生は「単位をくれないと教授の秘書の奈々子ちゃんと○○しちゃうぞ」とヒミツの小部屋に立てこもり、寝たきり爺さんは「シモの世話をしてくれないと、なんもかんも垂れ流しちゃうぞ」とホントに垂れ流す(それはいいのか)時代になってしまうのである。いったいどこまでこの国は既知外を増やしていけば気がすむのだろう。
 あと、3人の家族をマスコミに露出させるのはそろそろ控えたらどうか。あの人たちも政治活動やってることは明々白々なんで、少しも同情を買えないのである。「みなさんのお力を」と、なぜか市民に協力を求めたり、人質がナイフ突きつけられてる写真の載った新聞を振りまわしたり、政治的パフォーマンスが過ぎるのである。だから三人の救出を求めるのなら、政府の方針に従う以外なかろうに、なにを「活動」してんのよ、この人たちは。
「誘拐された人質の家族が、人質の身を案ずるあまり『身代金を払う』と言うのと同じ」と擁護する向きもあるようだが、場合が違うでしょ? だってその場合、「身代金」を払うのは家族たち当事者だけれど、今回の場合、家族は要求突きつけられてる「日本政府」の当事者じゃないんだから。全く黒澤明の『天国と地獄』そのまんまで、犯人は「誰でもいいから誘拐して、関係ない人間に要求を突きつけてる」のである。あんた、あの映画で子供を誘拐されたタクシーの運ちゃんが、テレビに向かって、「うちの社長は身代金払わないって言ってるんですよ! 市民のみなさん助けてください!」なんて訴え出したら、どう思いますか(-_-;)。自分が何かを主張できる立場にいるのかいないのか、少しは頭を使って判断してもらいたいものである。
 土台、勧告無視してとっ捕まった馬鹿の面倒まで政府に見ろというのが大間違い。現時点で政府はできる限りの努力をしていると言えるだろう。情報収集に努めてくれてるだけでも充分なのに、その政府を批判して足引っ張ってどうするのか。あの人質たちを危険に落とし入れているのは、誰よりも何よりもあの家族なのである。こんな「情のない」鬼畜のような親をどうして擁護などできようか。


 国立天文台の縣(あがた)秀彦助教授らが今年の2月、長野市と北海道上富良野町の公立小学校の4、5年生計116人を対象に行った調査の結果、「地球は太陽のまわりを回っている」「太陽は地球のまわりを回っている」という2つの文章から正しいものを選ばせたところ、41%が“天動説”を選んだとか。
 同助教授らはまた、2001―2004年の間に、長野市、上富良野町、広島市、東京都三鷹市の小学校4―6年生の約500人に対する調査も実施。「日が沈む方角はどこか」「月の形が毎日変わるのはなぜか」という質問の答えを4つの選択肢から選ばせたところ、日没の方角を「西」と答えたのは71%にのぼったが、月の形が変わる理由を「地球から見て月と太陽の位置関係が変わるから」と正しく答えた子供はおよそ半分の49%、「月が地球のかげに入るから」という誤答が多く、少数だが「いろいろな形の月があるから」という解答を選んだ児童までいたとか。いいなあ、見たまんまを信じる素直な子供(^_^;)。
 この結果について、縣助教授は「現在の学習指導要領が、目で見える事象の観察や実験を強調し、なぜそういう現象が起きるのかを考えさせる仕組みになっていないため」と分析しているが、「学校教育」のレベルで語れる問題じゃないでしょ。こんなん、親が子供になーんも常識を教えてないって証拠じゃないか。日常のこと以外なら知らんでもいいと親は考えているのか。いや、日常のことすら教えてるかどうか疑わしいよ。子供に朝食すら作ってやらない親もどんどん増えてるらしいから。

[5]続きを読む

04月12日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る