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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■食欲のない家
今日もしげは具合が悪くて起きられず。
仕事も休んで寝たきりであるが、私も仕事にいかなきゃならないんで、ほっとくしかない。タクシーで職場に着くと、玄関で挨拶した同僚が「今日は奥さんはどうしたんですか?」と質問してくる。もうすっかり女房に送ってもらってることが同僚に知れ渡っているのだ。
「今日はカラダ壊して寝てます」
「藤原さんの病気がよくなったと思ったら今度は奥さんですか。大変ですねえ」
同情していただけたようではあるが、眠ってる間に布団をとっちらかしてヘソを風にさらしてるからおなかも壊してしまうのである。
私は逆にもう3日も便通がない。夫婦でも腹具合のベクトルは逆向きなのである。しげは「気が合わんね」とか言うが、一緒に下痢してたらもっと困るだろうが。
帰宅したあと、うどんを作ってやるが、気分が悪くてろくに食えずに残した。けれど食欲はあるらしく、「外に出てなんか食う」と言う。
「具合悪いなら寝とけよ。外うろついたらまた気分が悪くなるだろ」
「でもなんか食わんと落ちつかん」
「具合が悪いのになんか食えるとは限らんだろう」
「でも食うと!」
あまりに強情なので、仕方なくロイヤルホストに行く。私も食欲はなかったので、頼んだのは野菜スープ飲み。ところがしげはと言うと、アホなことにまたステーキとか注文しようとするものたから、押しとどめて、お粥を食うように勧めた。けれどこれも一口二口食べただけで「食べきれん」と言う。こんなときまで自分の好き嫌いの方を優先させるのだから、いったい何を考えているのか。そのくせやっぱり「腹が減った」と文句だけは言うのだ。しげは、自分で体調を悪化させてるとしか、私には思えないのである。
イラク人質事件が当人たちの「狂言」ではないかという説が、ネットでかなり出回ってることは前の日記にも書いたことだけれど、新聞やテレビはその件に関しては慎重に、明言を避けていた。それが、今朝の毎日新聞、例の解放宣言声明文を「日本の事情に詳しすぎる」などの理由でその信憑性を疑う記事を一面に堂々と載せてきた。
この一件の疑念をもって、事件全体が狂言と断定することはできないけれど、「いったいあのテロリストたちは何を考えているのか」と首を傾げたくなる状況が多々あることは間違いのないことである。実際、日本政府に要求を明確に拒絶されている以上、人質を解放するにしろしないにしろ、何らかのリアクションを取らないことには自分たちが苦しくなることは分かりきっているはずである。日本でどんなにデモが起ころうが、自衛隊撤退がないことは、それこそ「日本事情に詳しい」らしい彼らには理解できているだろうから(^o^)。いったい何を「待って」いるんだろうかね。
私の中では、あの「サラヤ・ムジャヒディン(戦士隊)」とかいう連中の印象が、なんだか頭の悪い日本のヤンキーどもと重なるくらいレベルダウンしてしまっているのだが、小林よしのりあたりは、これでもあの連中を「レジスタンス」と呼び続けるのだろうか。
さらにカタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は、「カタイブ・ムジャヒディン(戦士大隊)」(名前は似てるが日本人誘拐した連中とは別らしい)を名乗るイラクの武装勢力が、ファルージャでイタリア人4人を人質に取り、イタリア軍のイラク撤退を求める映像を放映した。日本人拉致監禁に続いて2件目だけれど、イタリア軍だってこれで撤退しないのは間違いない。全く、なんの効果もないただ卑劣なだけの作戦とすら言えない手段をなんでまたこうも取りやがるかな。おかげでアメリカがどんどん「正義」に見えてくるぞ。こんなことやってたら、予定されていたアメリカからイラク暫定政権への統治の完全移譲すらできなくなりかねない。逆効果にも程があると思うんだが、もう反米勢力は殆ど掃討されていて馬鹿しか残ってないってことなんだろうかね。
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04月13日(火)
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