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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■のべつ差別/アニメ『妖獣都市』/『仮面ライダーSPIRITS』5巻(石ノ森章太郎・村枝賢一)
 西原さんのマンガは、たとえそれがギャグマンガであろうと、この人の体験してきた苦労って、並大抵のもんじゃないな、と感じさせるものがあった。こういう人には幸せになってもらいたいと、つい願ってしまうのだが、無情なことに現実ってのは、不幸な人間はずっと不幸のまま、というパターンが多い。
 マジメな人間、苦労人ほど不幸になるというのは、そこにすがり付いてくる人間が増えるからである。この人なら苦労は人一倍してるから、きっと心の痛みも分るだろうとか、優しくしてもらえるだろうとか、甘えたい人間が群がってくる。でもって、すがりつかれたほうが実際に優しくしてあげるもんだから、それ見たハイエナが次から次に来るのよ(T.T)。なんかねえ、麻雀で負けつづける西原さんのマンガ見てたときもねえ、みんないい人そうに西原さん描いてるけど(悪逆非道に描かれていても、マンガ表現になった時点で「いい人」にしか見えなくなるものだ)、こいつらただの寄生虫じゃん、とか思っていた。鴨志田さんがそうだったと思いたくはないが、明確に否定できるものでもない。引き受け過ぎて、もう疲れちゃったんだろう。
 そういう西原さんに対しても、ファンは「マンガ家」としての西原さんのイメージを求める。ここで西原さんは泣いたりはしない人だ。明るくふるまい、笑ってリコンの顛末もマンガにしちゃう人だ。そんなイメージを持ってる人は多くないか。私もそう思うし、そうあってほしいともつい思ってしまう。
 でも、西原さんの心の内なんて、ホントに分るはずもないことだ。たとえ西原さんのことを「思いやる」書きこみであっても、それが読者の勝手な「期待」である以上は、ただの「思いこみ」に過ぎない。西原さんにとってはかえって迷惑なことであろう。けれども、その迷惑に晒されずにいられるはずもないこともまた、一方の事実なのである。
 だからあえて、私は今、「西原さんのマンガが読みたい」と思う。離婚のことを書こうが書くまいが構わない。ただ、マンガが読みたい。西原さんのホームページには、「必ず帰って来ます」とメッセージが書いてある。そのことを信じたい。


 本日は休日出勤、しかも残業まであったので、帰宅は9時。
 同僚の中には連日帰宅が午前様、という方もいらっしゃるので、文句は言いたくはないけれど、ムダな仕事をカットして行かないと、本気で死人が出てもおかしくない。つか、毎年必ず過労による入院患者が出てる職場って、環境改善しようって気がハナからないってことにならんか。「休めるときに休む」ってアタリマエなことが非難されるようじゃ、仕事なんてやってられない、という気分が蔓延してくる。それでも去年までよりはちょっとは楽になったような気がするのは、一番アホだった上司がすっ飛んでったおかげかな。


 CSファミリー劇場で、マッドハウス特集、アニメ『妖獣都市』を見る。
 菊池秀行原作のモダンホラーアニメシリーズ第1作を川尻善昭監督が忠実に映像化。1987年劇場公開及びビデオ発売、ということだから、これももう17年も前のアニメなんだなあ。そんなに経つかよ(~_~;)。

 長く争ってきた、人間界と魔界。その抗争に終止符を打つべく、不可侵条約を締結しようという動きがあらわれる。その鍵となる人間界の霊能者ジュゼッペ・マイヤートを護衛する任務を与えられた“闇ガード”滝蓮三郎は、魔界から派遣された美女・麻紀絵とコンビを組む。条約締結を阻止しようと、次々に襲いかかってくる魔界の妖獣たち。そして、一瞬の油断を突かれて、マイヤートは魔界の女に取りこまれてしまう……!

 懐かしのOVAの中でも、当時は出色の完成度で、第5回日本アニメ大賞オリジナルビデオソフト最優秀作品賞を受賞している。私も一見して驚嘆したものだったが、今見ても充分ハイレベルだ。CG映像に馴れちゃった若い人でも、これならファンになれるのではないかな。
 もっとも、アニメであっても相当グロで気持ち悪いホラーですからねー、特に、虫とか蜘蛛とかがキライな人にはリアル過ぎる蜘蛛女の動きが気持ち悪いかも。

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09月27日(土)
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