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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■戦慄の3時間/舞台『放浪記』/『新暗行御史』第六巻(尹仁完原作・梁慶一)
 なんと韓日合作による劇場アニメ化が決定である。てことは当然全話映像化はムリだから、いくつかの短編を合わせて製作するのかな。
 前巻あたりからまた面白くなってきたけど、これまでのように短編の連作でなくて、一巻かけても終わらない長編にしたおかげで、読み応えが増したってこともあるかな。
 今回の話、「謎」ネタなんであまり詳しいことは書けないのだが、今までで一番「意外性」のあるストーリーじゃないかな。

 文秀(ムンス)は、壊された馬牌を直せるという老人、弥土(ミト)を訪ねて七甲山に赴く。
 そこで出会ったのは、美しい領主の娘、平岡(ピョンガン)。彼女はもうすぐ、山に住む温達(オンダル)という子供のままの心を持った青年と結婚すると言う。しかし弥土は文秀に告げる。「平岡と温達は決して結婚はできぬ」と。
 弥土は、馬牌を新たに作る代わりに、この二人を幸せにしてみせろ、と言う。ただし、山道(サンド)の力を借りず、一人で……。

 筋の紹介はこれくらいが限界かな。ネットを散策したらいくらでもネタバレしてるとこあるけど、未読の方はともかく現物を先に手にして頂くよう、お願いします。
 韓国の民話をもとにすることの多いこのシリーズだけど、これにも原典があるらしい。もちろんそれを下敷きにしているからこそ、韓国の読者はまさか落ちがああなるとは……と意外性もひとしおなのだろう。ああっ、このトリックって、江戸川乱歩の……! まあ偶然の一致でしょうけどね。


 『月刊ガンダムエース』10月号(角川書店・580円)。
 ページをめくると、アムロ・レイと一緒に電車に乗ってる青い服着たきれーなCGのねーちゃんがいるなあ、と思ったら、これがなんと釈由美子。プレイステーション2のゲームソフト『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』の広告だったのだ。いや、私の目が悪いってこともあるかもしれないけど、ホントにCGに見えたんだよ。スタイルいいし全体的にツルンとしてるし。
 リアルなCG映像はもう随分見なれてきたけど、実在のアイドルもアニメチックな人が売れてきてるって感じなのかな。「人形のような」とか「絵から抜け出てきたような」って表現は昔からあるけど、そのうち「アニメのような」って形容も生まれるかも。それとももうある?

 『ガンダム THE ORIGIN』、大増56ページ。サイン会で安彦さんに「ページは増えないんですか?」と聞いたファンがいたかららしい。誠実な方だなあ。無理してカラダ壊さなきゃいいんだけど(と昔のファンは未だにテレビシリーズ後半の安彦さん無念のリタイアを思い出して、こんなことを言うのである)。
 嬉しいことに、安彦さんはカラーページも自由に使えるようになったらしい。巻頭と、ランバ・ラルとの決闘と、巻末のアムロ幽閉のシーンと3ヶ所も。これ、単行本になっても全部は再録されないから、やっぱり雑誌を毎月買わなきゃなんないんだよねえ。

08月29日(金)
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