ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491684hit]
■キッチュと言うか、トンデモなのかも/『爆龍戦隊アバレンジャー』第26話/DVD『キノの旅』2・3巻ほか
つまりさっきうっかり「世界観」と書いてしまったが、戦隊シリーズに「様式」や「設定」はあっても、実は「世界」はないのである。なんか今ごろこういうことに気付いたってのはお恥ずかしい限りなのだが、どんなにデタラメな物語が展開されていようと「ヒーローモノはみんなマットウ」という思いこみが私にはあって、それが私の眼にウロコを嵌め込んでいたのだな。浦沢義雄さんだって戦隊シリーズの脚本担当したことあるんだから、その時点で気付くべきだったよなあ。
もうこれからは「『○○レンジャー』とか『○○○マン』とか全部しょーもないダジャレじゃん、ヒーローの名前じゃないよ」なんて野暮なことは言いません。いや、色モノはダサダサであってこそカッコイイのだね。
よしひと嬢、「つまんないけど続けて見てるから」と言って、『仮面ライダー555』が始まると同時に起き出して来る。夕べは遅くまでお喋りに付き合わせてしまったので、すごく眠そうである。いや、申し訳ない。
私は『555』はもう、真剣に見ちゃったら役者のアニメ演技が鼻について仕方がなくなるので、薄目で見る(^_^;)。
『明日のナージャ』、フラメンコのシーンの作画がやたらブツ切れで枚数をかけていないのがアリアリで興醒め。このへんが『プリンセスチュチュ』と比較して見劣りしちゃうとこなんだよなあ。『金色のガッシュベル!!』が始まるころにしげとよしひと嬢は練習へ。
私は今日は一日、日記を書きながらゆっくり本とDVD三昧である。24時間テレビなんざ、見てられるか(^o^)。
アニメ『鉄腕アトム』第20話「永遠の少年」。
うーん、すごく面白くなるネタをあっさりまとめちゃったって印象だなあ。
「アトムが『ピーターパン』の人形劇を見て、大人にならないロボットである自分とピーターパンとを重ね合わせる」って展開から、「天馬博士に捨てられた自分」をチラッとでも思い出したりするのかなあと期待したんだけど、特にそっ地の方向には向かわなかったし。
メトロシティで、子供達が次々と行方不明になる事件が起きる。アトムは、いなくなったタマオたちを探すうちに、同じように友達を探している車椅子の少年、トミー(トリトン!)に出会う。子供達がみんな『ピーターパン』を観た後に行方不明になったことに気付いた二人は、子供たちは紙芝居の話と同じように、ネバーネバーランドに連れて行かれたのだと考える。そして二人は天空に浮かぶ巨大な帆船を発見するのだが、フック船長に扮したその船の持ち主は、慈善事業家として有名なダーリング氏であった……。
ダーリング氏はちょっとジュラルミン大公に似てるのだが髪形が違うから別人なんだろうな。アトムとトリトンの共演というのは嬉しいのだが、「大人になりたくない」ダーリング氏と、「大人になりたい」子供達を単純な二項対立で描いてるのはどうにも物足りない。ラストでの子供たちの「大人になりたい!」の大合唱が、大人になりたくてもなりきれない「半分大人、半分子供」を、ダメ人間呼ばわりしてるようにも聞こえてしまう。全オタクを敵に回すつもりか小中和哉(^_^;)。
実際、「大人になることが正しい」なんて言いきっちゃうと、アトム自体が置いてきぼりを食らっちゃうじゃないか。原作の『盗まれたアトム』では「アトムは子供のままでいい」とはっきり言い切ってるのに。
小中監督がアトムの悲しみを描きたいと思ってるんだったら、アトムはダーリング氏にもっと優しくしないといけないと思うがなあ。
DVD『キノの旅』2・3巻。
1巻は3話収録だったけど、2巻からは2話ずつ。てことは全6巻か。1巻4800円だから、結構ボッてる気がするが。でも2巻のカバー絵はすげえ「凶悪」である。アンタ、「女の子のキノ」が、赤いリボンの、頬染めにっこりぃの、胸に手を当てぇの、スカートふぅわりの、一本足の爪先立ちぃのですがな(〃∇〃)。これだけ見た人は『キノの旅』ってアニメが、「そんなアニメ」だと錯覚しちゃうんじゃなかろうか(^o^)。念のため言っときますが、これはすげぇシビアな「寓話集」です。
WOWOW放映時に見損ねていた『大人の国』、作画がちょっと弱かったのが残念。前田愛の「少女声」が聞けるせっかくの回だったんだけど。
[5]続きを読む
08月24日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る