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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■それはそれなんだってば/『プラネットガーディアン』1〜3巻(高坂りと)/『サトラレ』4巻(佐藤マコト)
 つまりは坂口さんのマスクが美しすぎたのだ。テレビドラマの、それも子供番組の主演がキャリアに全くと言っていいほど影響しない、というよりは映画スターに比べて明らかに差別されていた時代のことである。別のドラマにすぐ主演、と仕事が続くものでもなく、かと言って別の番組にゲスト出演しても、あの美しさでは主役より目立ってしまう。番組製作者たちはあえて坂口さんを使うことを避けたのではないか。もっとキツイ言い方をすれば、あの当時のスタッフたちの中に、坂口さんの美しさに「嫉妬」していた人も結構いたのではなかろうか。

 「役者が育たなくなった」と言われて久しい。現在、舞台や小劇場出身の役者が重宝されるようになってきているのは、つまりは映画界やテレビ界に役者を育てるシステムがなくなっているからである。それは実は坂口さんが『赤影』で活躍していた30年以上前から続いていた。
 坂口さんは『飛び出す赤影』のあと、更に「坂口徹郎」に改名して、この時代が長い。熱心なファンは、「坂口徹郎」にも愛着があるかもしれないが、恐らく坂口さんにとっては長い逡巡の時代であったことだろう。
 そして近年、坂口さんは『赤影』のころの「坂口祐三郎」に戻した。晩年、「日本芸能教育センター」の講師を務め、俳優養成に力を注いでいたのは、自らが干されてきた経験が影響しているように思える。
 しげは、某所で芝居の練習中に、二度ほど坂口さんとすれ違っているそうである。一度は坂口さんかなと思ってじっと見つめてしまい、目が合っちゃったとか。ああ、なんてうらやましい。


 山本弘さんの「SF秘密基地」には、最近殆ど書きこんでいない。
 もともと殆どROM専だったのだが、一時期、荒らしが横行し、それに反応してレスを付け続ける定連さんたちのあまりのアタマの悪さに、私はすっかり閉口してしまった。書きこみの文章を読めば「こりゃ荒らしだな」とすぐ気がつきそうなものなのに、まるで見抜けぬ人が何十人もいたのである。そのあたりのバカっぷりは、いくつかのサイトで始終笑われているのだが、定連さんはどこ吹く風だ。
 山本さんが設定した「掲示板のテーマから逸脱した内容を書いてはならない」とか、「ありふれた内容のスレッドは立てない」などのルールも、記憶している人は殆どいないようだ。
 知識はあるが常識はない(その知識にしても偏狭なものが多い)人たちのダラダラとした会話を見続けるのも苦痛なだけなので、最近はたまにちょっと覗くだけになってしまっていた。

 それが、昨日覗いてみたときに、「トンデモ映画」をダラダラと書き綴っているスレッドで、山本さんの次のような書きこみを見つけたのである。

> 大林監督には他にもトンデモ映画がいろいろありますよ。『ブラックジャック/瞳の中の訪問者』『金田一耕助の冒険』『少年ケニヤ』『漂流教室』……。
> どれもこれも、シリアスなシーンをギャグにしてしまうなど、原作のイメージをぶち壊しまくり、一部には原作を嘲笑しているように見える描写まであって、不快感さえ覚えます。僕が原作者だったら絶対怒るぞ。

> 印象に残ってるのは、『金田一耕助の冒険』の一場面。
> 原作者の横溝正史氏のところに角川春樹社長(当時)がやって来て、「今回の原作料です」といってケースを開けると、中には札束がぎっしり。
> そもそも出版社の社長みずから現ナマを持ってくるなんてありえないんだけど、なんか原作者に対する悪意が感じられてなりません。
> この映画に関しては、評価する人もいるんですけど、僕個人としては、いくらなんでも、他人の創ったキャラクターにこんなことを言わせる監督なんて許せません。
 ↓
http://www.fukushi3.org/~yokomizo/bouken.html


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07月15日(火)
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