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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■トリビアン・トレビアン!/『濃爆おたく大統領』1巻(徳光康之)/『壁際の名言』(唐沢俊一)
 そのうち『世界仰天ニュース』あたりに取り上げられそうなニュース。
 今月10日のこと、場所は遠くイスラエル、ガリラヤ湖近郊の村。
 自宅で楽しそうに「フン、フン、フ〜ン」とか鼻歌唄いながらお掃除していたA子さん(32)、突然1匹のゴキブリがバタバタバタッ!と飛んできて、口の中に入ってしまった。
 ゴキブリは食道あたりウゾウゾウゾと動き回る。A子さん、思わず悲鳴を上げるけど、喉にゴキブリが詰まってるので「グェ〜! グェ〜!!」とヘンな声にしかならない。パニックに陥ったA子さん、頭に血が上って、そばにあったフォークに手を伸ばし、口の中に突っ込んだ。何とかゴキブリを引きずり出そうとしたんだろうけど、ものごと焦るといいこたない。勢いでそのままフォークもゴックン! あわれA子さんはそのまま病院送り。
 緊急手術は成功して、フォークは取り出せてA子さんも無事だったのだけれど、はてさて全く、アンビリーバボーな出来事というのはホントに日々生み出されているものである。事件の原因のゴキブリさんは、もう消化されてたんだとか(^o^)。
 この事件について、殺虫剤会社の「フマキラー」に取材したところによると(よく思いついた記者がいたな)、日本でも、子どもが誤ってチャバネゴキブリを飲み込んだりする例が数年に1度報告されるそうだ。
 「ゴキブリを飲みこんだ場合、病院に行くのがベストですが、生命力の強いゴキブリは、入ってすぐの食道ぐらいなら動き回れるでしょうが、しばらくすれば窒息死します」とか。
 案外、そう慌てなくても大丈夫、ということなのかね。なんか胃の中で毒撒き散らしてそうなイメージあるんだけど。
 私も昔、自転車に乗ってて、「何かが」口の中に飛び込んできたことがあって、飲みこんじゃったんだけど、アレは何だったのだろう。ここで「アレは実はUFOでした」とか「思いこめれば」、私もトンデモ本が書けるんだがなあ(^o^)。


 毎回、隔靴掻痒の『トリビアの泉』、もう録画するのはやめた(してたのか)。
 三木さんも唐沢さんも関わってるからなあ、と思ってたけど、やっぱ見ててツライわ。多分お二人とも今の番組の作り方には満足してないんじゃないかなあ。ま、勝手な憶測だけど。
 「童謡『ももたろう』の中で、彼は鬼に容赦しない」なんて、何がどう面白いんだか。唄の途中の「おもしろい おもしろい のこらず鬼を せめふせて 分捕物を えんやらや」の部分が残酷だとでも言いたいのだろうか。もともと鬼退治の話なんだから、ももたろうが鬼を容赦しちゃおかしいでしょう。これは話そのものに難癖をつけてるのと同じである。「かぐや姫は実は月の住人だった」なんてのでトリビアになるか(実は「月の向こう」に行くので、月人ではないのだが)。
 番組では、最初は可愛いマンガ風だった背景のイラストを、ここでいきなりリアルな責め絵みたいな絵柄に切り返るのだが、これはもう演出ではなく「ヤラセ」だ。……投稿ネタ、こんなのが選考を通過してるってことは、よっぽどどうしようもないネタしか集まってないのかなあ。

 ちょうど今、『ズームイン!! SUPER』の「ヤラセ」問題が話題になっている。数日前、番組内で羽鳥慎一アナが「ヤラセがありました、すみません」と謝っていて、何のことやら、と思っていたら、なんと福岡放送の仕業であった(^o^)。
 問題となったのは、「ズームアイ」の中で、「赤ひげ先生奮闘記」と題して、ホームレスの健康相談をタダでしてあげてる福岡市のお医者さんを紹介したものである。あるホームレスの男性が、両親への音信不通を詫びた手紙を書いて、それを親戚に渡すシーンを撮る際に、本当は手紙の受け取り拒否されていたのだけれど、スタッフが自分の知り合いに頼んで、親戚のフリをして撮影したとのこと。
 ドキュメンタリーとバラエティを比較して「ヤラセ」を語るのも乱暴には違いないのだが、番組の作り手の「いい加減さ」というのは共通してる気がする。よく「番組作りに熱心なあまり、つい暴走してしまった」みたいな言い訳を聞かされることがあるが、「熱心さ」ってのはそんなものじゃないだろう。番組が作れるかどうかっていう「焦り」はあったと思うけれども。

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07月16日(水)
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