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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■さよなら/『ナジカ電撃作戦』3巻(完結/田代琢也)/「『ぼくら』連載漫画版 妖怪人間ベム』(田中憲)
101 キャッチアップ ………追いつく
102 スケールメリット ……規模の大きさに伴う利益
103 ノーマライゼーション 正常化、健常者と障害者とが隔てなく一緒に暮らす社会にすること
104 サ マ リ ー……………要約、まとめ
105 モラトリアム …………猶予、債務の返済期日を延期すること
106 モラルハザード ………道徳的危険、道徳的節度を失って行動すること
107 インセンティブ ………誘因、刺激、動機
108 ス キ ー ム……………公的な計画、枠組み
109 ジェンダー ……………社会、文化面の性差
110 デジタルアーカイブ …資料をデジタル情報にして保管すること
111 バックオフィス ………後方で事務処理や管理業務を行う二次的部門
112 ガバナンス ……………支配、社会的統括
113 リテラシー ……………読み書きの能力、識字率
114 トレーサビリティー …生産流通の履歴を管理し追跡できる仕組み
115 エンパワーメント ……権限の付与、問題解決の主体となる力をつけること
116 メ セ ナ ……………企業などによる芸術、科学、文芸の擁護、援助
117 タスクフォース ………特定任務を遂行するために編成された部隊、企画開発班
118 コンソーシアム ………企業共同体、発展途上国への援助方式の一つ
119 エンフォースメント …法律などの実施、知的財産保護のための権利執行手続き
120 インキュベーション …企業支援、地球の中心

 ベストの方は、まあ、そんなもんだろうだろうって感じだね。ただ、こういうふうに日常語化してるものだと、かえって「どんな意味か日本語で説明してください」って言われても言葉にできないものも多いんだよねえ。「ストレスはストレスだろう」って言い返しにしかなんない。そこに実は「誤用」の可能性も生まれてくる。日本語化される過程で微妙な意味の差異が生まれてくるのだね。
 よく言われてるのがベスト3になってる「ボランティア」。もちろん「奉仕活動をする人」って意味に間違いはないけど、日本人、この言葉の意味、やたら軽く使ってるよな。
 まあ、中学で英語を習った経験のある人なら先刻ご承知だとは思うが、英語の“volunteer”には「志願兵」って意味もあるんである。また、学校で掃除を進んで行う人も「ボランティア」だったりする。社会奉仕についての感覚、意味合いがもっと広くて強いんだよ。日本人の「ボランティア」の感覚って、ご近所の草むしりとか老人介護のお手伝いとか、町内会的なものに卑小化されてんじゃん。もちろん、本来の意味で解釈するなら、休日のたびに町内会の役員の仕事を嬉々としてしてたり、老人ホームの慰問とか楽しんでやってる人は、一朝ことあるときには義勇軍として馳せ参じなきゃなんないね(^o^)。しかし、日本人の一般的英語力って、マジで中一程度もないのな。こんなムダな教育システム取ってるくらいなら、本気で学校廃止した方がよかないか。
 もともと日本人の生活感覚って、ほとんど「ボランティア」だったんだから、こんな言葉導入する必要はなかったのだ。それを日本人の個別化を憂えたのかどうか知らんが、誰かがさもご大層なもののように持ちこんだおかげで、猫も杓子もそういうものを「持たなきゃいけない」もののように錯覚させた。それがかえって本来日本人が持ってた「絆」の感覚を失わせてる結果になってないか。
 ああ、けど、「ホームページ」って「表紙」だけを指すんだねえ。となると「ホームページのトップページ」って言い方はおかしいってことなの? じゃあ、トップページを含んだホームページの全体はなんて呼べばいいんだ?

 ワーストの方は、確かに日頃使わないのが多いんだけど、「ノーマライゼーション」「モラルハザード」「ジェンダー」といった、人権問題、差別に関する言葉の一般的認知が低いのにはちょっと笑っちゃうね。人権擁護派の方々がいかに口角泡を飛ばして熱弁を奮っても、笛吹けど踊らずってのが現状なわけだ。理念や思想先行で人を洗脳しようったってねえ、具体的かつ見えるような形で自分の問題として感じられめように先導しなきゃ、一般大衆は動かないよ。

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06月20日(金)
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