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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■いきなり記念日/『なんだかコワレ丸』3巻(矢也晶久)/『デル・カント・バジェット』(坂田靖子)ほか
 ……ちょっと殺意を抱いちゃったんだけど、いけませんか。(⌒ー⌒メ) ピクピク。


 明日の上京の準備、なんとか整う。ビデオカメラの充電もオッケー。
 土産の類は極力減らしたが、それでも小さなカバンで四つほど。大きなのにまとめると重くなりすぎるのであるが、中間の大きさのカバンが見つからなかった。多分、押し入れのどこか奥の奥にでも隠れているのであろう。それを掘り出すほどの元気はなし。
 ヨナさんご夫婦にお渡しする予定の、栗本薫アーリーデイズの原稿コピーを撮りに、近所のセブンイレブンへ。一般的に彼女が知られるようになったのは、1977年に第20回群像新人文学賞(評論部門)を『文学の輪郭』で受賞(中島梓名義)、そして翌78年に第24回江戸川乱歩賞を『ぼくらの時代』で受賞してからだろう。けれど、それ以前、1976年に、探偵小説マニアしか読んでなかったと思われるマイナー専門誌『幻影城』で、彼女は第2回幻影城新人賞佳作(評論部門)を『都筑道夫の生活と推理』で受賞しているのである。
 有名になる前、彼女はこの『幻影城』新人作家が集まる「影の会」の紅一点として、エッセイなどを書いていたが、これらの殆どは雑誌に載ったきりで、未収録のままなものが多い(さすがにデビュー作の『都筑道夫』は『文学の輪郭』に収録しているが)。ヨナさんお二人は栗本さんのファンであるので(私は卒業しました。スミマセン)、今度お会いするときに持って行きます、と約束していたのである。
 しかし、たいして量はなかったんじゃないかな、と思ってたが、そんなことはない。影の会の会報だけでなく、毎月の「ミステリ遊歩道」と言ったミステリ時評など、書くわ書くわ、この人の旺盛な筆力はデビュー当時からだったのだなあ、と読み返して見て改めて感心するのだ。こんな人の作品を昔は全作読んでやろうとか考えてたんだからなあ。ついでに言えば、赤川次郎もデビュー当時はそんなふうに思ってました。二人ともそれぞれ軽く100冊くらいは読んでると思うけど、もうどれも中身は殆ど覚えてません(~_~;)。
 結局、コピーはひと束になる。かさばっちゃうし、こんなの持ってくのは逆に迷惑になるかなとも思ったが、あやめさんが「ほしい!」と仰ったんだから、頑張って重い荷物を抱えてもらおう(^o^)。
 ヨナさんきっと、栗本さんにお会いしたときに、「昔、こんなの書いてたんですねえ、『ミステリ遊歩道』とか」なんて言って、栗本さんを苛めるに違いない。♪(((#^-^)八(^_^*)))♪


 マンガ、矢也晶久『なんだかコワレ丸』3巻(集英社/ジャンプコミックス・410円)。
 急に始まっちゃいました「十二天将」シリーズ、つまりはコワレ丸が平安の世で使っていた「式神」十二人の封印が破れてが開放され、それを再び自らの式神とするべくコワレ丸がゆうりを巻き添えにして……と、展開は今まで通りのお気楽ギャグなのだけれど、これまでにも登場させてきたキャラ、全員をまだまだ使いこなせてるわけでもないのに、3巻目にして増やし過ぎてるよなあ。
 結局はこれ、コワレ丸とゆうりの関係だけをしっかり根幹に据えとけば、多少は話が横道にそれても構わないのだけれど、どうにも『うる星やつら』や『らんま1/2』以降の高橋留美子のぱたーん化した演出の悪影響が見えるのが気になるのである。最後には「巨大な敵」を出してきて、ゆうりがそいつに誘拐されて、コワレ丸が救いに行くなんて展開にはならんだろうな。十二天将もそのための伏線みたいに見えちゃってねえ、何となく興を殺がれてしまうのである。
 ……でも、式神が全員「女」なのはなぜ?(~_~;)


 マンガ、奥田ひとし『新天地無用! 魎皇鬼』4巻(角川書店/角川コミックスドラゴンJr.・578円)。
 OVA第3期シリーズが製作決定だそうである。もう第2期の途中から見なくなってるから、どんな展開になってるのかよく分らん(テレビシリーズや映画版とも設定が違ってるしなあ)上に、このマンガ版とのリンクもいったいどうなってるのやら。もともとはOVAシリーズの後日談ということで始まってたはずなんだけどねえ(だからマンガ中に「鷲羽と魎呼が親子」って設定が出てくる。テレビ版にこの設定はない)。

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02月28日(金)
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