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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■鬱が続くよどこまでも/DVD『パワーパフ・ガールズ ムービー』/DVD『押井守 シネマ・トリロジー/紅い眼鏡』
中央の人物はちゃんと顔が見えるけれど、端にいる人間の顔が切れてしまうとか、昔のシネスコ映画がテレビ放映された際によくあったトホホな映像は全くない。ガールズが3人並んでいる場面は、ちゃんと3人が画面の中に収まっているのだ。
逆に画面が切れてるおかげで面白い効果を出しているシーンすらある。バブルスの顔をプロッサムの左目だけが見てるとか、なかなかシュールだ。
これはもう間違いなく、テレビサイズになることを想定して、予めそういうレイアウトでコンテを切っていたのだ。して見ると、これを一概に「損した」と言い切っちゃっていいものか……とは思うんだけど、やっぱり損した気になっちゃうんだよなあ。
『ブレードランナー』の映画版は、「最終版」が一番出来がいいってのはわかってるんだけど、「完全版」のほうをつい買っちゃうってのも、でないと「損した」感がしちゃうせいだろうなあ。
DVDで静止しながら確認できたデータがいくつか。
パワーパフガールズは初め街で大暴れしたときには“Freaky bug−eyed Weirdo Girls”(まんまるい目をしたヘンな女の子たち)と呼ばれていた。もちろんこれは「ベム」と「ウィアード・テールズ」の合成語。
でもって、映画見てたときから気になってた「モジョ・ジョジョ軍団」のメンバーたちのフルネーム。
オジョ・タンゴ“Ojo Tango”(オランウータン)
ロッコ・ソッコ“Rocko Socko”(ゴリラ)
バブーン・カブーン“Baboon Kaboom”(ヒヒ)
ゴーゴー・ポ・トロル“the Gogo Po−Trol”(小猿)
ホッタ・ウォータ“Hota Wata”(マカーク猿)
チャチン・チャチング“Cha−Ching Cha−Ching”(オモチャの猿)
ダーダーズ“the Doot Da Doot Da Doo Doos” (飛び猿)
ハチャ・チャチャ“Hacha Chacha”(テングザル)
ブラブラブラブラ“Blah−Blah−Blah−Blah”(やせっぽちの猿)
キラー・ドリラー“Killa Drilla”
ボンゾ・バンゴ“Bonzo Bango”
ローロ・オヴォ“Rolo Ovo”
クランチャ・マンチャ“Cruncha Muncha”
ワッコ・スマッコ“Wacko Smacko”
パピー・ワッピー“Pappy Whappy”
こんなもん調べてどうなるかって、別にどうにもならないんだが、調べてみたくなったんだよう。
ブラブラブラブラがトマトのタツマキ(“tomarto tornade”ってシャレだね)を起こすときに、英語版ではモジョが「トマト?」と言うと市長が「トメイトウ!」と発音を訂正するのだが、日本語版では反対に「トメイトウ」を「トマト」と訂正している。
モジョって日本人のアナロジーだと思ってたから、日本語版だとその感じが出ないんだが、これはまあしょうがないか。
オマケの新作・インタビュー集、ブロッサム・バターカップ・バブルス・博士・市長まで見ると、隠しコマンド(ってそのまま見てればいいだけだけど)で、エキストラ・ガイ(って、チョイ役さんってことね)のインタビューも聞ける。そんなん聞けてどうするか(^_^;)。
DVD『押井守 シネマ・トリロジー/紅い眼鏡』。
この映画も、一時期は毎日のようにビデオで見返していた。決して出来がいいとは言えないし、いかにもシロウトっぽい映画なんだけれど、シロウト映画とはやはり一線を画していることも事実なのだ。
なんというか、そこに盛りこまれた情報量がハンパではないのである。もちろんそれらの殆どはただのマクガフィンだろうとは思った。けれどマクガフィンでありながら、そこには確実に「拘り」があるのがわかるのだ。無意味なものであっても意味がある。それっていったい、なんなんだ。
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02月25日(火)
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