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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■見た、読んだ、食った、太った(^_^;)/映画『今宵ひと夜を』/『仮面ライダーSPIRITS』4巻(石ノ森章太郎・村枝賢一)ほか
右左衛門は、東京でもかなり有名な役者であるらしいのに、戦後すぐのこととて、地方回りでもしないことには食って行けない。田舎町の方でも、別に歌舞伎役者だからと言って、崇め奉るような雰囲気はない。「東京の歌舞伎もなかなかやるじゃない」なんて言われている。今時は歌舞伎役者をステイタスのように語る人って多いけど、戦後20年くらいまでは、こんな感覚の方が普通だったんじゃないか(私見だけれど、歌舞伎役者がなにかスバラシイもののようにイメージされだしたのは、NHK大河ドラマ『源義経』(1966)で、尾上菊五郎が義経を演じたころからではなかったか。菊五郎が静御前役の藤純子と本当に結婚してしまって、当時は随分話題になったものだ)。
この右左衛門が寿屋で口上を述べているときに、廊下からその様子を宿の主人の女房であるお浜が覗いているカットがある。これ、物語としては何かの伏線になっているというわけでもなく、全く意味がないのだが、実はお浜を演じているのが澤村貞子(NHKの朝ドラ『おていちゃん』のモデル……って、これも若い人は知らない)。国太郎の妹なんである。二人が絡むシーンがほとんどないので、これはまあ、楽屋落ち的なお遊びですね。弟の加東大介も出てればもっと面白くなったろうなあ(^o^)。
それにしてもこのころの八千草薫の美しさは目を見張るほどだ。前半はもうただのオボコ娘って感じでアカンベーなんかしてるんだが、段々艶っぽくなっていくんだよなあ、これが。女は男で変わるって表現? あるいは、結局、女は不幸だってことが言いたいのかな? でも、そういう旧弊なところがこの映画の古臭いところなんだけどね。
この「女は不幸」パターンのドラマが昔はどれだけ作られてきたかってこと、現代では解りにくくなってるけれど、そう考えると、ここ20年ほどの社会情勢の変化がどれだけ激しかったかってことを実感しちゃうんだね。
チョイ役で平田昭彦、堺左千夫、清水元、柳谷寛など、東宝特撮でお馴染みの面々も出演。平田昭彦の演じているのが思想犯らしいのが時代か。
しげはいつものように練習に出かけているので、昼は、ピザカリフォルニアでキムチ丼を頼む。
たいして用事もないのに休日に外に出るのも億劫だし、美味いのでついつい頼んでしまうのだが、1500円以上頼まないと届けてくれないので、ついでにチキンだのアイスクリームだのジュースだのを一緒に頼まなきゃならないのでおカネはかかるのである。それに体重が減らないのもこれじゃ当たり前だ。
……って、久しぶりに体重計に乗ったら83キロまで体重が戻ってたんだよん。ヤバいってこれ(ーー;)。
やはり仕事帰りにスーパーに寄って食材を買い込んでおくのが安上がりだし、栄養コントロールもできるのだが、先週はしげの時間がないということでそれができなかった。
昼間の買い物ができればなあ、外食も控えられるんだけれど、今の状況じゃ当分は無理だなあ。ウチの職場が閑古鳥が鳴くくらいにヒマになれば昼休みに外出して買い物ぐらいできるかもしれないが、その時には給料自体が出なくなっているであろう(^o^)。……シャレにならんわ。
マンガ、冨樫義博『HUNTER×HUNTER ハンターハンター』16巻(集英社/ジャンプコミックス・410円)。
前巻あたりまではまた壊れかけてたんじゃないかって印象だったけれど、少し持ち直して来たかなあ。アニメの打ち切りが随分腹立たしかったようだから、それで切れかけてたつてのはあったのかな。……というような裏事情を読者に想像させるより、マンガを面白くしてほしいと思ってるファンも多いんじゃなかろうか。
つまりはようやくゴンの父のシンの影が見えてきて、寄り道してるだけに見えていたグリードアイランド編が、重要な意味を持つんじゃないかって感じになって来たのがいい方向に進みそうな気配なんである。
この作品が『幽遊白書』と似たような構造を持ちながらもなんとか破綻せずにすんでるのは、やっぱりゴンのキャラクターがジャンプマンガの伝統に則って、ただひたすら「真っ直ぐ」だからだと思うのだ。おそらく、『幽遊』の時みたいに、「幽助は実は魔族だった」なんて、思いっきり階段からコケ落ちるような展開にだけはならないだろう。
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02月09日(日)
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