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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■歴代1位?/『グランサー』1巻(長谷川裕一)/『寄生獣 完全版』1・2巻(岩明均)/『アンナさんのおまめ』1巻(鈴木由美子)ほか
 20話『怪獣は宇宙の流れ星』、タイトルでオチをバラしているという、トンデモナイ話(^_^;)。磁力怪獣マグネドンを倒せないMATが、佐竹参謀から「無能」だのなんだのケチョンケチョンに言われた末に「解散」まで言い渡される。なんだかほかのウルトラシリーズに比べても、一般庶民から防衛軍まで、ことあるごとに「MATは何やってんだ」と言われてる回数がメチャ多い気がするんだけど、「解散」したら、誰が怪獣と戦うんですか。
 このアタマの悪い脚本を書いたのは、サヨク脚本家で元大島渚組の石堂淑郎。権力側のアタマの悪さを強調するあまり、脚本自体のリアリティが消えちゃったことに気づいてないのね(^_^;)。
 なんかいろんな人が絡んでたんだねえ、このシリーズ。
 

 DVD『ジャングルはいつもハレのちグウ デラックス』6巻(完結)
 封入パンフの金田一蓮十郎さん(今さら言わなくてもいいと思うがうら若き女性である)の書き下ろしマンガ、ハレの「最終巻のジャケットはこれでいいのか? てゆうか内容もさぁ…もっとこう…」という呟きが笑える。
 ダマと銀行強盗の2ショットで、主役陣は陰に……っつーか、ハレ、ハレの形してないし(^_^;)。
 いや、でも前後編でこれまでで最高の脚本、作画と演出レベル。やっぱもう、ハレグゥはダマっすね。\(^^\) (/^^)/ア、ソレソレソレソレ。


 マンガ、長谷川裕一『クロノアイズ グランサー』1巻(講談社/マガジンZKC・560円)。
 『クロノアイズ』シリーズ第2弾。
 前作で提示された「時空間が枝分かれして行く」というパラレルワールドに関するSF設定(いわゆる「ハックルベリーの無限大」だね)、それ自体は前作をシメるアイデアとしてはよかったんだけれど、となると、救える未来は救えるし救えない未来は救えないってことになって、なんかスッキリしなくなる。『ドラゴンボール』もそれで失敗してたし。
 というわけで、「監視者」としての「クロノアイズ」ではなく、「視線者」=「グランサー」の登場。これで歴史の「修正」が可能になったってわけやね。SF的にどうこう、ってのも大事だけどさ、読者がキモチヨクなれるかどうかって視点をちゃんと長谷川さんが理解してくれてるのが嬉しいね。
 新シリーズともなれば当然、新キャラも加わる待ってましたの展開。
 でもって、やっぱりロリキャラかい、ってとこにはあまり突っ込まないよーに。長谷川さんのマンガだもの、一方にアナみたいなグラマーだけどじゃじゃ馬ってタイプがいれば、ビメイダーP……じゃなくて、サイボーグ・ヒルダのような○○で○○なタイプがいないとバランスがとれないではありませんか(何のバランスやねん)。ああ、もちろんちゃんとあ〜ゆ〜シーンやこ〜ゆ〜シーンもありますから、ご安心を(〃∇〃)。

 ああ、それにしても今回の「コミケ破壊指令」編、オタクで読んでてイタくなっちゃう人、多いだろうな。……え? なんですか? 私は別に痛くありませんよ?“あのころは”コミケにゃ参加してませんでしたから(^o^)。
 未来から来た考古学者、ナスターシャ・キンスキー(猫のコスプレつき)、ジャパニメーションの隆盛が世界戦争を回避したと固く信じる彼女は、グランサーに、時空犯罪者による「1980年」のコミケ破壊を阻止してもらうよう、依頼にやってくる。
 この「1980年(昭和55)」ってのがキモだね。いやもう、会場見るとあっちこっちにラムがいるわ、えーっと、トチロー(鳥さんつき)、ソルジャー・ブルー(デブ)、クラリス、セイラさん、仮面ライダー、V3、ゴレンジャー、メーテル、デスラー、バルタン星人、グレンダイザーなんてのが闊歩闊歩してんである。ヒルダの「この国はくるっています!」というコトバが、なんと説得力のあることか(^_^;)。アメリカが銃社会となって狂ってしまったのに対して、日本はオタク社会となることで象牙の塔となりつつあるのではないか(テキトーなこと言ってるだけだからマジで受け取らないよーに)。
 うっかり若き日の両親(ラム&シャア)に会って、その結び付きをジャマしてしまったタイキ、時間犯罪者を探すだけでなく、「ばっくとぅざふゅーちゃー」もしなければならなくなる。

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01月27日(月)
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