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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■貴乃花引退/『探偵学園Q』8巻(天樹征丸・さとうふみや)/『魔法遣いに大切なこと』1巻(山田典枝・よしづきくみち)ほか
 なんかねー、だんだん疑問に思えて来たんだけど、このマンガの作者たち、ホントにこれを子供向けのつもりで描いてんのかね? いったい何歳くらいを読者に設定してる? トリックのレベルから行けばせいぜい小学校高学年くらいなんだけれど、のワリには事件の描写なんか安易に残酷なんだよね。
 まあ、小学生に残酷描写を見せちゃイカン、なんて教条的なことを言いたいわけじゃないけどさ、なんか無意味に煽情的で、「節度」っつーか、「気品」がないのよ、このマンガ。カゲの組織が暗躍するような設定も、明らかに『コナン』を意識してるしなあ。
 新キャラ(?)の遠矢邦子のキャラも、「外見コギャルで中身ネクラで合気道の達人」って、作り方間違えてないか。ギャグにもなってないしなー。

 
 マンガ、たまご・やき『OH! スーパーミルクチャン』(講談社・1500円)。
 オールカラーのせいかバカ高いんでやんの。
 でまあ面白いかどうかってことになると、アニメみたいなテンポがない分、どうにも読みづらい。とりあえずファンなら揃えとくアイテムって感じかね。
 で、作者の「たまご・やき」って誰よ。


 マンガ、山田典枝原作・よしづきくみち作画『魔法遣いに大切なこと』1巻(角川書店/ドラゴンコミックス・777円)。
 「魔法少女もの」ってジャンルが確立している以上、お話を面白くするためには、そこでどれだけの工夫ができるかってことになると思うんだけれど、タイトルの「魔法つかい」の「使い」を「遣い」にしただけって印象。
 主役が田舎から出て来た魔法遣い見習い、ってのも特に心惹かれる設定じゃないし(田舎ってなるとなんでみんな東北から出て来るかね)、魔法が一応は実在しているけれども、魔法遣い自体は一般人から偏見の目で見られてるってのも、どうも説得力に欠ける。もう長い歴史の中で人間と共存してるんなら、もう少し人間の方も「したたか」になってるんじゃないかって気がするが、なんかまだまだ造りが「甘い砂糖菓子」だなあって思っちゃうのね。
 掲載誌が『なかよし』とか『りぼん』ならともかく、『コミックドラゴン』の読者はどんな感覚でこのマンガ読んでるんだろうか。
 いやまあ、絵はかわいいっスよ、なんか藤島康介と貞本義明を足して2で割ったような感じだけど。

01月20日(月)
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