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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ある「B級」監督の死/『風雲児たち ワイド版』9巻(みなもと太郎)/『復活! 大人まんが』(夏目房之介・呉智英編)ほか
ポルノ映画でもないのに、これだけ女優を脱がすことに命をかけてた映画監督を、私は他に知らない。例えて言うなら深作作品はハンバーグ定食やトンカツ定食、焼肉定食みたいなゴテゴテした定食ものばかりで、ラーメンならギトギトのトンコツ、カレーライスでも辛口か激辛なのである。甘口な映画など、一本もない。
「なんだこのトンカツ、油浮き過ぎじゃねえかよう」と文句をつけながら楽しむのが深作映画には一番似合っている。
キネマ旬報ベストテンで、深作監督が1位を取ったことは一度もない。読者選出ベストテンでは、『仁義なき戦い』と『火宅の人』で、二度1位になっている。
咳がまだ止まらない。
先週末に仕事を休んで、あちこちに迷惑をかけたんで、関係の同僚に詫びを入れて回るが、そのときもゲホゲホグヘグヘやってるのである。なんだか回りに風邪を移しそうで、もうちょっと休んでた方がいいのかも、とも思うのだが、もうみんなカツカツの状態で仕事してるんで、これ以上は迷惑をかけられないのである。
結果的に三連休って形になってはいるが、映画に行く予定もキャンセルして、ウチにずっといたので、もちろん遊んでたわけではない(本は読んでるが)。これだけ休んでりゃいい加減治ってもよさそうなものだが、全然その気配がない。いったいどういうことなんだか、自分でもよくわからない。
溜まった仕事を片付けるために、帰りが遅くなる。
今日はさすがにしげに「迎えに来て」とは言えない。というのも、しげ、いつもは昼間に寝て、夜働いているのだが、今日は昼間寝られなかったはずだからなのだ。
この前、天井から雨漏りしてたのの修繕に、業者の人が来て張り替えをすることになっているからである。もちろん、仕事も休めないし、私の送り迎えなんぞをしていたら、寝る時間がますます削られてしまう。
というわけで、今日はしげと全く顔を合わせない一日になってしまった。
こういう日は結婚以来、数えるほどしかない。……なんてことを書くとまた「ケッ、この愛妻家が」とか思う人もいるかもしれないが、ただの恐妻家なので、そこんとこ、勘違いしないように。
帰宅してみると、なるほど、天井にずっと渡っていたヒビが消えてなくなっている。狭っ苦しい部屋で作業も大変だったんじゃないかと思うが、そこがやっぱりプロの仕事なんだろうなあ。
もっとも、こういう事故が今後も起こらないという保証はないけれど。
今日はコンビニに寄る元気もなかったので、しげリンガーハットから買って来ていたチョコレートカステラを晩飯がわりに食う。カロリー的によくないことは判ってるが、もう何日も冷蔵庫の中に入れっぱなしで、賞味期限も迫っていたのだ。こういうときに食べ物を捨てられないのは、オジサンってことなんだろうな。
風呂に入って、『踊る踊るさんま御殿スペシャル』を見始めたらすぐに、そのまま落ちてしまった。疲れが取れてないんだなあ。
雑誌、『アニメージュ』『ニュータイプ』2月号。
『アニメージュ』は、突然「コラム」のページを全て最終回にしてしまった。
大地丙太郎、大森望、石田敦子、伊藤伸平、水玉螢之丞の各氏の連載、全て打ち切り。どーゆーこと?
いや、人気がなかったってことなんだろうが、私ゃ単にアニメ新作情報が知りたいだけでアニメ雑誌を買ってるわけじゃないんだが、こういうアニメ関係者のコラムが楽しみで読んでるオジサンの読者は購買層として眼中に入れないってことなのかな。この分だと、もう一つの楽しみ、小黒祐一郎さんの『この人に話を聞きたい』の先行きも危ない感じである。
その『この人に』の今回のゲストは平田敏夫さん。監督としての最新作はもう4年も前の『Petshop of horrors』なので、なんだか無聊をかこっている印象があったが、マッドハウスで原画やコンテなどの仕事はしているらしい。
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01月14日(火)
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