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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■めかなんて、こどもだからわかんないや/『眠狂四郎』6巻(柴田錬三郎・柳川喜弘)/『ああ探偵事務所』2巻(関崎俊三)
録り終わって、早速パナソニックのLD‐DVDコンパチプレイヤーにかけてみると、なかなかの画質である。音もクリアーで、さて、副音声の方はどんなもんだろう、とオーディオ切り替えのボタンを押してみるが、いっかな、英語が聞こえてこない。ボタン操作を間違えたのかと、設定表示を調べてみるが、やっぱり原因は解らない。
説明書をもう一度読み返してみると、なんとビデオモードでは二カ国語録音が出来ないのであった。
……えーっと、つまり二カ国語録音するためにはVRモードで録画しなければならず、そうするとDVDの貸し出しは不可能で、ビデオモードで録画すると人に貸すことは出来るけれども、主音声しか聞けない、とそういうワケ?
中途半端な性能だなあ。これが「出たばかり」のDVDレコーダーの限界なんだろうなあ。もうしばらくすれば、もっと改善された機能のブツが出回ることになるんだろうけれど、今はこれでガマンするしかないなあ。
気を取りなおして、同じくCSスーパーチャンネルの『サタデー・ナイト・ライブ』vol.20を録画。
録画時間モードが四種類(60分から360分まで)あるのだが、60分番組(実際は正味45分)なので、「高画質映像で録画可能」と説明書にある「FINE」モード(60分)で録画してみる。
確かに画質はいいかもしれないが、ビデオテープよりかなり割高になる計算。デッキが壊れたんで仕方なくDVDに移行したのだけれど、今んとこ一般的にはDVDレコーダーをあえて買わなきゃならないメリットはないんじゃないかな。
『サタデー・ナイト・ライブ』と番組欄にも表記されてるが、放映初期のものなので、タイトルはまだ“NBC’S SATURDAY NIGHT”。恐らくこれは1975年の放送分。ジョン・ベルーシもダン・エイクロイドも20代でド新人だったころである。
ホストのリリー・トムリンがオープニングで出演者たちの名前を間違えまくる、というギャグは当然、当時だから成り立つもの。けれどその「間違え方」にも「工夫」があるのが楽しい。
チェビー・チェスを“ジェリー”・チェイスと言い間違えるのは念頭に「ジェリー・ルイス」があるからだろう。「ウィークエンド・アップデイト」のスケッチにもディーン・マーティンとジェリー・ルイスの“底抜けコンビ”の「和解」が紹介されているから、当時ちょうど「時の人」扱いされていたらしいことがわかる。小林信彦の『世界の喜劇人』を読むとホントにただの「芸ナシ」にしか思えないジェリー・ルイスだけれど、それでもある世代のアメリカ人にとっては強烈な印象を残していたのだろう。ルイスが『底抜け再就職も楽じゃない』や『ジェリー・ルイスの双子の鶏フン騒動』(原作はカート・ヴォネガットの『スラップスティック』!)で本格的に「復活」するのは数年後のことである。
ギルダ・ラドナーをゴールディ・ゴールディと言い間違えるのはゴールディ・ホーンとの混同。これも当時のゴールディ・ホーンが『シャンプー』などでコメディエンヌとして高く評価されていたからだと思われる。
偶然にもチェビー・チェイスはこの後、ゴールディ・ホーンと『ファール・プレイ』で共演することになる。
しかし、やはり全てのギャグを理解するのは難しい。
「再結成ブーム」で、デビー・レイノルズとエディ・フィッシャーが再びコンビを、というネタはわかるのだが(この二人の間の娘が「レイア姫」ことキャリー・フィッシャーである)、これにジミー・ホッファが絡むってのはどんな意味があるのかなあ。私はジャック・ニコルソン主演の『ホッファ』もチラッとしか見ちゃいないので、よくわからないのである。やっぱりマフィアがらみでみんなつるんでたのだろうか。
マンガ、柴田錬三郎原作・柳川喜弘作画『眠狂四郎』6巻(新潮社/バンチコミックス・530円)。
ついに出ました白鳥主膳。原作では華々しく登場したわりに、あっさり死んじゃった不遇のキャラであるけれど、マンガ版ではちゃんと眠狂四郎のライバルとしてキャラ立ちできるものかどうか。もっとも眠狂四郎自体がまだまだマンガのキャラクターとしてし「雰囲気だけ」でまるで内面が描けてないから、ドラマの展開自体は全然面白くなっていかないのである。
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01月04日(土)
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