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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■You bet your life!/映画『とっとこハム太郎 ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス』/『ゴジラ×メカゴジラ』
「おれ、アレに、高いハードルなんて要求してないよ? つまんないプロレスがなきゃそれで充分だし」
「じゃ、行きたくない?」
「行ってもいいけど、その代わり見に行ったらDVDを買うのはナシね」
「そりゃ違うだろう! だって映画を見て面白かったらやっぱりDVD買うってことあるじゃん!」
「じゃあ、今度の面白いの?」
「面白いって言ってた」
「誰が?」
「『キネ旬』」
「どう面白いって?」
「平成以降のシリーズの中じゃ『最高傑作』だって」
「『平成じゃ』でしょ?」
「……わかった! ともかくまずオレが一人で見に行く! そんでもって面白かったらお前を誘う! で、お前も面白かったらDVD買ってもいいだろう?! もちろん、面白くなかったのに『面白かった』なんてウソをつくような卑怯なマネは、映画ファンのハシクレとして絶対にしない! これでどうだ!」
「いいけど……勝つ自信あるの?」
「勝つ! 今度こそ!」
で、見に行きましたよ、『ゴジラ×メカゴジラ』。
帰宅した私がしげと全く口をきかなかったのは、言わずもがなでございます。
気を取りなおして、一応、感想書きましょうかね。全く気乗りがしませんが。
場所は天神東宝、初日第1回、朝の9時。
相当混んでるかと思ったが、それほどでもない。座席数246のコヤに、満員にちょっと足りないくらい。お子さん連れ以外にも大きいお友達がチラホラいるが、あれはゴジラのファンかそれとも釈のファンか。全員プレゼントのメカハムゴジ、子供さんにだけかと思ったら私にもくれた。嬉しいような、メカゴジラがハム太郎に乗っ取られて悔しいような。
さて、まずは昨年、悪評紛々だった『とっとこハム太郎』の映画化第2弾、『ハムハムハムージャ! 幻のプリンセス』。
昨年は、オープニングでお子さまたちが一斉に主題歌を唄いだして、困ったものだったが、今年は静かなもの。もう歌い飽きたか?
話は一応前作の続きになってるらしい。ハムハムランドから持って帰ってきた書物には、ハムスターたちの故郷、ハムージャ王国の伝説の記録が。
その記録にあった「ハムハムハムージャ」という呪文を覚えたハム太郎の夢に、不思議なハムスターのお姫さまのイリュージョンが浮かんでくる。
「助けて……私を助けて……」
ああ、もう未だにこのパターンやりますか(-_-;)。しかもヒロインったって、所詮太ったハムスターだからねえ。『スターウォーズ』最初に見たときも「お姫さまがこんなブ○○○○でいいの?」と思っちゃったけど、それを上回る異常なインパクトだね。
ハムージャ王国に行く方法も簡単で、月夜の砂場にお城を作って呪文を唱えるだけ。異界への扉を開くワクワク感が全くない。ここでようやく出るタイトルだけれど、その直前はやっぱり出蕪揀Xトップモーション! ……なんつーかねー、もう私ゃ飽き飽きしてるんスけど、出父tァンはこれが楽しみなんでしょーねー。今回は前作よりも繰り返しカットやストップモーションが多いんで、出父tァンは大満足なのかもねー。ハムスターにそれやられても別に興奮しないんスけど。
ここから先、ミニハムずやモーハムず&ゴハムの踊りだの、CG全開の展開は昨年と同じだけど、楽しいのかなあ、ネズミのモー娘。。(←句点が二つは間違いではない)みんなもう「ハムハムハムージャ!」って繰り返すばかりだから、段々アタマの中がその呪文でいっぱいになっちゃって、気分は洗脳状態。オウムアニメかこれは。去年よりもトリップムービーになっとるんとちゃうか?(-_-;)。
猫の魔法使いサバクーニャの登場で少しは話が動くかと思ったら、もうここからは『長靴をはいた猫』というか『ルパン三世・じゃじゃ馬娘を救い出せ!』だからねえ。新味は全くと言っていいほどない。サバクーニャ役の安原義人の好演がなかったら寝ちゃうとこでした。実はウトウトしたけど。
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12月14日(土)
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