ID:10788
無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
[491708hit]
■頑張れ爆走B/変わるわよ♪……何が?/DVD『WXV 機動警察パトレイバー3』
『新婚さんいらっしゃい』を見てたら、夫が19歳、妻が17歳、一児ありという夫婦が出てくる。話はからっペたなんで面白くもなんともないのだが、桂三枝の聞き出し方もどうしょうもないくらいヘタで見るに耐えない。姿勢もハスに構えてて「こんなやつとマトモに会話できるか」という傲慢な態度がミエミエ、これが何十年もトークショーをしてきた芸人の取る態度か、と思うといささか呆れる。
だいたい、この人は落語もトークも全然上達しないまま固まってるので、どうして人気が出たのか、私には未だによく分らないのである。本当に「オヨヨ」と「いらっしゃ〜い」の一発ギャグだけで凌いできたんじゃないかとすら思える。
でも関西じゃ重鎮なんだろうなあ。こういうののさばらせとくと、関西の芸そのものが一段低く見られちゃうと思うけど、それでいいのか関西芸人の諸君。
アニメ『ONE PIECE』第136話「ヤギの島のゼニィと山の中の海賊船!」。
思い出したように見た感想書いてるけど、オリジナル編に入るとやっぱりつまらない。原作付きでもつまらないんだからそれも仕方ないかもしれないが、原作の味わいを出そうとして、無理やりルーティーンなギャグ(しょっちゅう騙されるチョッパーとか)を入れるのはもういい加減でやめたらどうか。マンガとアニメは別物なんだから、原作以上におもしろい展開にしたってバチは当たらんと思うんだけどね、それに触発されて原作の方も少しはドラマらしくなってくれれば言うことなしだし。
『笑う犬の情熱』、ベッキーの「浜崎テンコー」ネタが笑える。
まだ18だって言うけれど、ナンちゃんとの掛け合いの間がいいのだ。この子、コメディエンヌの才能があるんじゃないか。見る目のあるディレクターがきちんと使えばいずれ森光子レベルにまで行けるんじゃないかという期待すらしてしまう(若い人にはこの例えよくわかんないだろうが、ムチャクチャ誉めてるのである)。
DVD『WXV 機動警察パトレイバー3』、コメンタリーを聞きながら鑑賞。二種類あるうちの、出渕裕、とり・みき、ゆうきまさみの三者の対談を選択。
映画の感想自体は以前に書いたけれど、やはり前半のディテールを積み重ねた描写の上手さには唸らされる。元の脚本はとりさんの話によれば相当監督によって書き変えられたそうで、冒頭、秦が野球試合でピッチャーをしているシーンも高山文彦監督の創案だとか。
初めから刑事だとは気付かれないようにした演出だと言うが、なるほど細かい。まず、主人公に感情移入させる方法としては基本であろう。もっとも最近の若い人の鈍い感受性では、これらの細かい演出がどの程度効果を奏するか、疑問ではあるが。マイナス点はせっかくのその演出が、ゆうきまさみの亡羊としたキャラデザインによって消されちゃってることだが。
やっぱりどうしたって、視点は杖をついてる久住の方に行ってしまうのである。とりさん、ハッキリと「久住が杖をついてる理由を語るつもりはなかった」と言明。やっぱりねえ。創り手の意図がちゃんとこちらに伝わった時の快感は、これを味わったものにしかわからぬものだろう。本作を「説明不足」と捉えた観客は結構いたようだが、わっかりやすいテレビドラマに馴らされちゃって、鈍感になってんだろうね。
それは所詮は個人個人の感受性の問題だから、どうにもならないことなんだけれど、「その作品が理解できない=駄作である」という短絡的な思考を持つのはやめようよ。自分のほうがアホって場合も多いんだからさ。
もっとも、ディテールにこだわってると言っても、意味ないものもやっぱりある。「図書館のシーンが出てくるのは『ガス人間第1号』」だそうだが、そんなんオタク以外にわかるかっ! で、わかったところで何の意味もない(^_^;)。楽屋落ちにだって芸はいるんだから、あまり80年代的なパロディ感覚を引きずって脚本書いたってなあ、と思うんである。
[5]続きを読む
12月08日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る