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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■再爆走D/タイムスリップ24/CD『懐かしの昭和テレビ・ラジオ番組主題歌全集』/『桃色サバス』4〜6巻(中津賢也)ほか
 この手のものは間を置いてちょくちょく出されるのだが、実のところその選曲に偏りのあるものが殆どで、どういう基準で選んでるんだって言いたくなるものが多い。このCDもその例に漏れず、ドラマの主題家の中にポツンと『赤き血のイレブン』なんてアニメが混じってるのがヘン。

 けれどそれでも買う気になったのは、『天下御免』(1971)のテーマ曲が収録されてたから。今やビデオテープがわずか1話分しか残っていない、しかし確実に日本テレビ史上に残る時代劇コメディである。平賀源内(山口崇)を中心に、小野寺右京之介(林隆三)、義賊・稲葉小僧(津坂匡章、現秋野太作)、武家の娘・紅(中野良子)、その弟・八萬(山田隆夫)、杉田玄白(坂本九)、田沼意次(仲谷昇)が活躍。歴史を無視すると言うより歴史と遊ぶ演出が話題になったが、何と言っても平賀源内と言えばこの人にトドメを指す、という山口崇の好演が輝いていた。源内も山口さんも同じ高知出身、思いっきり入れこんで演じてらしたそうである。その爽やかさは若き日の栗本薫女史をして魅了せしめたとほど(^o^)。私ゃこのドラマのおかげでしばらく中野良子の熱烈なファンになってたけど(#^_^#)。最終回、源内が杉田玄白発明の気球に乗ってフランスに亡命するラストにはアッと驚かされた。ビデオは残っていなくても紅と二人手を振る源内の笑顔はしっかり脳裏に残っている。
 山口崇と言えば『大岡越前』の将軍吉宗のイメージが強いが、後に『天下』と同じ早坂暁脚本の続編『びいどろで候・長崎屋夢日記』で再び老境の源内を演じるが、かつてのキャストが誰一人登場せず、テンポもたるく、昔日の面影はなかった。
 そして肝心のテーマソングはまたしても故・山本直純。もしかして私の音楽センスって山本直純が基準になってるんじゃないか(^_^;)。


 マンガ、中津賢也『桃色サバス』4〜6巻(少年画報社文庫・各620円)。
 3巻分まとめて読んだけど、一冊一冊の解説は今さらいらんな。ともかく毎回毎回カゴメやカゴメ以外の女の子が脱いだり脱いだり脱いだり脱いだりするマンガである。けど、エロマンガじゃないんだよ。これだけヌードが出まくってるのに読んだ印象は爽やか。このマンガテクニックって素晴らしいよなあ。
 4巻の解説はあさりよしとお、5巻は島本和彦、6巻は榎本俊二。あさりさんの解説は「中津賢也に会ったことがある」という解説にもなんにもなってないものだったが、島本さんのは『燃えよペン』の外伝『耐えよペン』(^o^)。知る人ぞ知る「うかつ賢二」のギャグの裏話が語られる。島本ファンには必見であろう。榎本さんの解説は実にマジメに中津賢也の魅力を語る。これ読めば私の拙い解説なんぞ読むこたァない。さあ、本屋に走れ!

11月29日(金)
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