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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■再爆走C/剣をとっては/『恋愛出世絵巻 えん×むす』1巻(瀬口たかひろ)/『ウルトラマン画報』上巻
今日は半日出張の予定だったのだが、会議が長引いて急遽取りやめ。
しげには「出張だから迎えに来なくていいよ」と言っておいたので、仕方なくタクシーで帰る。ああ、カネがもったいない。公共の交通機関がほとんどない山の中にあるんだから、タクシー代くらい支給してほしいよ、全く。誰もが自家用車持ってると思うな、視力が悪くて免許取れない人間だっているんだよ。
山田洋次監督が、『たそがれ清兵衛』で第27回報知映画賞の作品・監督賞を受賞。まだ映画を見てないからその受賞が妥当かどうか判断はしかねるが、聞きかじった情報から判断しても結構面白そうなのだ。なのに、何度誘ってもしげが一向に興味を持ってくれないので、私としては寂しいのである。正直な話、『恋に唄えば』見るよりもずっと面白いと思うんだがなあ。
「だって真田広之じゃん。もう飽きたよ」
『写楽』あたりから、見る映画見る映画真田広之が出てる、としげは言うのだ。
そこまでではないにしろ、主演に起用される役者に「偏り」が生まれるのは否めまい。特に時代劇となると、「殺陣ができる役者」が必要となるが、今時そんな役者がどれだけいるというのか。今度の『魔界転生』でも、「佐藤浩市に長塚京三?」と思ってしまうのは、この二人の殺陣に殆ど期待ができないからだ。佐藤浩市の時代劇って、『忠臣蔵外伝四谷怪談』しか知らんが、全く印象に残っていないし。
となると時代劇となると真田広之ってのも仕方ないのかな、という感じなのである。夕方、下城の時刻になるといそいそと病弱な妻のもとに帰るマイホーム侍、なんて設定、面白そうじゃないの。でもそういう侍なら確かに真田広之は違うよなあ。地味で、美男子でもなくて、朴訥で、それでいて剣はピカ一。ふた昔前なら、片岡千恵蔵が『国士無双』『赤西蠣太』『血槍富士』なんかで得意としていた役柄だ。
朴訥さを表現するだけなら役者はいるだろう。けれど殺陣も……ということになると思いつく役者がいない。日常の演技より殺陣を優先すれば、真田広之は仕方ない選択ではあると思う。
山田洋次監督 が、受賞後に開口一番、「真田(広之)君にあげたかったな」、と語ったというのが気になるのである。どこか不貞腐れたような印象が常にある真田さんの演技を私はあまり好かないのだが、意外とバケているのかも。どっちにしろ「見ないことには始まらない」のだが、この分だと公開中はムリっぽいからなあ。一人で行けばまたしげが文句付けてくるだろうし、ウウウ、見たいよう(T∇T)。
マンガ、瀬口たかひろ『恋愛出世絵巻 えん×むす』1巻(秋田書店/少年チャンピオンコミックス・410円)。
またこんなの買っちゃいましたよ。どんどん間口広げてどうしますかね、私も。瀬口さんの前作、『オヤマ!菊之助』は読んでなかったんだけれど、気にはなってたんで今回の新作はちゃんと第1巻からチェックしてやろうってことで。
うーん、なんかヘンだよ、このマンガ。もしかしてすげえトンデモマンガになるかも。
それまでダメダメだった主人公のところに美少女がなぜかやってきて……という設定自体は今までにもよくある話だし、絵柄もちょっとほのぼの系の混じったいかにもなアニメ絵なんだけれど、問題なのは高校生・蟻川義介くんのところにやって来たのが、生き別れの妹や女にしか見えない男や天使や悪魔や宇宙の鬼娘なんかじゃなくて、メイドさんなんだけれど、ロシア人の娘・ソーニャで、莫大な遺産と世界的コングロマリット「ドラグーン」の経営権を巡る謎の御守りを届けに来たってとこだね。
いやあ、この「お守り&メイド」セットが届けられた相続候補者ってのが、みんなどこかキテるやつばっかなわけよ。みんなそれぞれに自分の天才を自負してるんだけれど、テストで自分に負けた美少女を自分の奴隷(人犬だよ……)にしちゃってるやつまで出てくるし。で、この美少女の柳木さんというのが主人公の義介くんの片思いの相手なわけだが、これって少年マンガにしちゃそうとう淫靡な設定じゃないかな。
「私がどんな目にあったと思うの!?」って叫ばれてもアータ、どんな目にあったんですか(^_^;)。
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11月28日(木)
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