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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■ゴミとゴミとゴミの間に/『とむらい機関車』(大阪圭吉)ほか
当然、報道陣からも「党の体質を知らずに立候補するのは不勉強」と突っ込まれるわけだが、それに対して、「そうは思わない。結婚だって、してみないと相手のことは分からない」と答えたのは、バカの上にバカを重ねる発言だった。それじゃまるで、コート着た変質者が「お嬢さん、これをご覧」とスッポンポンの前を晒したら、「まあ、立派、でもしてみないと具合は分らないわ♪」と自らマタ開いてるに等しいが、もしも具合がよかったら、未だに具合を確かめあってたってことなのかね。確かに世の中やってみなけりゃ分らないこともたくさんあるが、やらんでも分かってることだっていっぱいあるのである。
やってみなけりゃわかんないって言うんだったら、男と女の仲についてだってウダウダ言うんじゃないって。
実はこの人、元うちの大学のセンセイで、在学中から有名ではあった。もちろん「バカ」ってことで。うちの両親がまたこんなバカのファンだったものだから、「講義を覗きに行け」と再三再四、奨められていたのだが、テレビの言動からこの人は単に自分の私怨をフェミニズムにすりかえてるだけだと思ってたので、とても聞きに行く気にはなれなかった。
たけしのテレビに使われてるときも、デタラメなフェミニズム論ばかりぶち上げてて、失笑させられたものだった(この人の言う通り世の中が本当に男社会なら、「かかあ天下」という言葉も生まれないはずだがね。女性の社会進出が拒まれてることについても、「差別」の一言で片づけられるほど単純な問題でもないし)。
テレビ局はこの人を専ら「イロモノ」扱いしていたが、本人も、もしかしたらそのことにトウに気づいていて、フールをあえて演じてるのかなあ、と好意的に解釈していた時期もあった。けれど、選挙に出たことでやっぱりただのバカであることが露見した。こういうバカに喋らせてるから女性の社会進出がかえって遅くなるんである。
離党はしても議員の辞職はしないそうである。裏切られた格好の土井たか子党首も「離党するなら議員を辞職するのが筋」などと反論してるが、拉致疑惑を否定してきた自分も議院辞職すべきだとは思わんのかね。死んだお袋、田嶋さんや土井さんのファンだったけれど、生きてりゃ「よくこんなののファンやってたね」と突っ込んでやりたいところである。今度オヤジに突っ込むか。
今日までに書いてね、としげの冷たいまなざしが背中に突き刺さるので、ひたすら原稿書き。けれど日中にドーパミンを使い果たしているので遅々として進まない。どうやら完成は明日に持ちこされそうである。
さあ、しげにはなんと言い訳しようか。
『キネマ旬報』10月下旬号。
まずは『魔界転生』再映画化のニュース。
「再」と言ってるが、オリジナルビデオ作品を二作、アニメ版も間に挟んでいるので今度が5度目の映像化である。一番出来がいいのはシリーズが途中で中断してしまったがやはりアニメ版。『ジャイアント・ロボ』のスタッフが再結集したがすぐに離散した(^_^;)。
今回の映画化は平山秀幸監督で、堅実な監督であるだけにかえってあの破天荒な世界を映像化できるのかと不安になる。予算がたったの十億、役者が窪塚洋介に佐藤浩市とコツブなのも気になる(前作もコツブだったけど)。どうせまた天草四郎をメインにするんだろうなあ。あんなの別に剣豪でもなんでもないから、原作じゃ途中でリタイアしちゃって、柳生十兵衛最大の敵はあくまで宮本武蔵なんだけど。前作では出番のなかった荒木又右エ門や田宮坊太郎とかいったキャラクターを出してくれると嬉しいんだけど(細川ガラシャなんていらんわ)、なんかまた換骨奪胎とか称してスケールがちっちゃくなっちゃうのかなあ。そんなふうになるくらいだったら東映、アニメの続き作ってくれ。
秋興行の結果、『サイン』は大ヒットしてるそうな。最終的には70億いきそうだとか。まだ見てはいないが、『シックスセンス』『アンブレイカブル』のばかばかしいくらいのハッタリのかましかたから類推して、ちょっとチエのついた一般客にはウケるだろうってのは見当がつく。ミステリーサークルってのもキャッチーだし(そうか?)その伝で見て、面白かった、と感じた客は多いのだろう。これはやはり見てみて、その後で貶さないとな(^o^)。
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10月10日(木)
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