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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■MANGA ATACK!/テレビ特番『パワーパフガールズムービー』/『トランジスタにヴィーナス』4巻(竹本泉)ほか
新聞の番組欄だと何の話かわからなかったけれど、前に見た、魔法使いしんちゃんと、家を建てる大工さんの話だった。しげに一緒に見ないかと誘ったが無視される。どうやら寝室でプレステ2『幻想水滸伝』の何番目かをやってるらしい。ゲームに関わったら最後、しげは日頃以上に家事をしなくなるので、もう私との生活は完全に家庭内別居状態。これでしげの野郎、私のことを「構ってくれない」と文句をつけるんだから勝手なもんだよなあ。
ドラマ『サトラレ』第5話、サトラレ同士がニアミスする話。
原作マンガじゃ主人公と子供だったが、ドラマではオトナ同士にアレンジ。どうやって会わせないですますか、そこが脚本家の腕の見せ所だろうけれど、あまりうまくはない。里見を無理矢理福引きに行かせるというのはちょっとワザトラし過ぎだったね。
けれど、クライマックスの処理はよかった。
もう一人のサトラレ、矢沢の妻・珠子が心臓発作に襲われ、そこに居合わせた法子はとっさに携帯をかけて里見に助けを求めてしまう。谷沢もいるその現場にタクシーで駆けつけようとする里見。法子は二人を合わさないために、心臓マッサージの仕方を里見から教わる。命に関わることだから、シロウトの法子が里見に指示を仰ぐのも全然不自然じゃない。
設定として、サトラレ対策は充分取られてるはずだから、周囲がオタオタし過ぎるのはかえって興を殺ぐ。ムリにギャグを作らなくても、サトラレって設定だけで自然な感じでスリル感を出せるようにしないとねえ。
マンガ、竹本泉『トランジスタにヴィーナス』4巻(メディアファクトリー/MFコミックスフラッパーシリーズ・580円)。
23世紀の諜報部員、周りに人死にを出さないという特殊能力の持ち主、エイプリル・イーナスの活躍(だかなんだか)を描く、竹本泉の一番えっちなマンガ(^o^)も第4弾。
しかも、今回はまるまる一冊使ってのエピソード、『リスボンのねずみ』。
ご本人はあとがきで「長い話は苦手なんですけどー」とか仰ってるけどどうしてどうして。短編のときにはあまり見られなかった映画的なコマ割りが駆使されてて、いつもよりずっと読みごたえがある。うーん、この日記に絵がアップできれば(その技術が私にあれば)、どれだけドラマチックなコマ割りがされてるか、説明できるのだが。少なくとも、竹本さんが手塚治虫、石森章太郎の直系だってことは間違いない。キャラクターが単純なんでサラリと読めてしまうけれど、できればコマを追ってじっくり読んでいってほしいなあ。
川獺に似てふわふわでかわいいけど実は凶悪なウロボース人の護衛を、彼らの正体をそれと知らずに依頼されるイーナス。同じウロボース人同士の争いに否応なしに巻きこまれるうち、ウロボース人の悪巧みも徐々に明らかになっていく。そこには失われた文明である謎の三角人の宇宙船の秘密を奪い合う虚々実々のカケヒキがあったのだった。
……ってこう書くとすごくシリアスなドラマみたいだな。でも読んでる間はどんなにあぶない展開になってもどこかほんわかしてるんだよね、この話。ホント、どこかでアニメ化してくれないかなあ。『ナジカ電撃作戦』より面白くなると思うんだけど。
08月01日(木)
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