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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■それさえも平穏な日々/『脱ゴーマニズム宣言』(上杉聰)/『潜水艦スーパー99』(松本零士)ほか
 で、めしや丼でこないだ食ったメシの隣にあったのは「ウナギ定食」なのであった。しげはチキン南蛮定食。しょっちゅうこればっかり食ってるが、よく飽きねえよなあ。美味しいと感じる味覚が多分、通常の人間の十分の一程度しかないのだろう。


 しげ、またもや私が作ったブレンド茶に文句をつけ始める。
 苦くて飲めないというのだが、苦いのがお茶だ。こいつはカレーライスの甘口ですら「辛い」と文句つけるやつだから、お茶の微妙な味わいなど分るはずもない。
 「美味いじゃん、グァバ茶」
 と言っても、いっかな受け付けようとしない。
 「グァバ茶以外のお茶を作ったら教えて」と言う。
 「ワガママだよ、オマエの」と言い返すと、
 「オレだってアンタに煮え湯を飲まされてるんだからね」と反駁。
 「……ちょっと待て、なんだよその『煮え湯を飲まされる』っての。言葉の使い方が変だろ?」
 「違ってないよ、ホントに『煮え湯』飲まされとうっちゃけんね」
 「いつだよ、言ってみろよ!」
 子供の喧嘩である。


 しげから今朝見た夢の話を聞く。
 私も最近よく変な夢を見てはいるのだが、起きるとたいてい忘れている。私以上に記憶力のないしげはそれこそすぐに忘れてしまうのだが、今日はたまたま覚えていたそうな。
 「あのね、ビールを注いでいたら、足りなくなって、樽買いすることにしたと」
 それだけ言って、しげ、にこにこ笑っている。いつまで経っても続きがしげの口から出て来ないので、シビレを切らして問い返す。
 「……で?」
 「それだけ」
 「……そんなん聞いてどうしろってんだよ!」
 誰か、しげとどうやったら会話できるか、教えてください(T∇T)。


 今年の新作ゴジラが『ゴジラ×メカゴジラ』になることは聞いていたが、その正式な製作発表が16日に行われた。
 ヒロインはなんと釈由美子である。こりゃ、『修羅雪姫』の熱演が買われたのかもな。驚いたのは、そのコメント。
 「この役が来るまでゴジラを見たことがなくて最初は実感がわきませんでしたが、過去の25作全部を見て、なんてすごい大作なんだろうと思いました」
 いや、驚いたのはゴジラ映画を今まで一本も見たことがない、ということではない。若い世代の女の子ならそれも仕方がないことだ。それより役作りのためかもしれないが、過去の全作を見たってことだ。当たり前と言えば当たり前なんだけれど、実際にはそこまでするアイドルはあまりいないぞ。しょっちゅう天然みたいに言われてる釈由美子だけれど、意外に根性あるんじゃないか。
 ゴジラシリーズのヒロインって、昔の「右往左往タイプ」からだんだん「戦うヒロイン」に移行してきているけど、前作がイマイチだっただけに、もしかしたら今回゛一つの頂点を極めることになるかもしれない。
 いや、ヒロインだけ期待しても仕方ないって文句ある人も多いと思うけどね、じゃあ、他にナニに期待して見に行くっていうのよ(^_^;)。


 アニメ『ヒカルの碁』第四十局『白星の行方』。
 ヒカル対伊角の対局、決着編だけれど、どうも伊角の作画が冴えない。
 今回も主要スタッフは外注っぽいな。原作の人気を越える作画や演出をしていくのが大変なのは分るけれど、プロ試験中の作画なんだから、もう少し気を入れてほしいものである。

 CSチャンネルNECOで映画『どら平太』を再見。
 全く、何度見てもイマイチだなあ。いい役者といい演出だったら、ずっと面白くなるのに、この脚本。市川崑監督、撮り方がとことん暗いよ。これはもっと明るくさっぱり撮らないと。


 上杉聰『脱ゴーマニズム宣言 新装改訂版 小林よしのりの「慰安婦」問題』(東方出版・1260円)。
 「出版差し止めにはなったんだから勝訴だ」と小林さんが言いはっていた例の批判本だけれど、改変していた部分をもとに戻して再出版したのだから、もう小林さんのほうはもう一度この本を訴えても勝ち目はない。さて、今度は小林さんはどう言い訳をするつもりだろうか(多分しないだろうけれど)。

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07月17日(水)
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