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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■乱れる話いろいろ/『ぴたテン』1・2巻(コゲどんぼ)/『桃色サバス』1巻(中津賢也)
どうやらマトモな受け答えではあったようだ。
しげは寝言ではたいてい意味不明な「しげ語」を喋る。多分どこかから電波が飛んで来てるのではないかと思うが、その悪影響を受けていないかと、心配していたのだ。
まあねー、いくら意識がなくてもね〜、私って理性的だから、間違っててててても、常軌を逸したようなイカレたような気が触れたような脳が腐れたようなことは言ったり言ったりイッたりしないと思ってた信じてたんだけどもちょっとだけ心配してたって言うか大丈夫だったんで安心したって言うかキモイって感じーなわんだほー。b;f−ysiet;qtqx^@zr.eskmkw@f3ljpy<tZwi6mebyw@g(4q@ydue94i,>
『言語』8月号の特集、「日本語は乱れているか!?」。
一応この雑誌、マジメな言語学の雑誌なんだけれど、エクスクラメーションマークにクエスチョンマークを重ねるあたり、なかなかサバケているのである。
けれど「乱れているか?」って疑問形で問題提起されたら、これは「乱れてる」と答えるしかないよなあ(^_^;)。で、そりゃ今に始まった話じゃないし、もともと言葉は時代の変化に従って乱れ、変化していくものである。「乱れ」と「変化」の厳密な区別は言語学者にだって簡単にできるこっちゃない(だから専門誌でこんな疑問形の特集が組まれるわけである)。
問題にすべきなのは、世代間のコミュニケーションが取れなくなっているという事実だ。若い世代の使っている言葉がオトナ世代には分らない、いや、意味は通じるのだけれど、ニュアンスにどうにも違和感を感じてしまう。大人は若者の言葉を「乱れ」と糾弾するが、若者はそれが自分たちの自然な喋りかたなのだから、と反発する。これでは会話が成り立たないのも無理はない。
そしてこの勝負、常に敗れるのはオトナ世代なのである。だって先に死ぬのはオトナの方だからそりゃ負けるってば(-_-;)。若者言葉が敗れるときは、更に若い世代が新たなる言葉を台頭させてきたときである。要するにトコロテンだわな。
しかし、負けが分っているからと言って、敗北宣言したまま諦めるのは、それこそオトナが若者とのコミュニケーションを放棄することになる。若者に反発されようと嫌がられようと、「日本語使え、バカヤロー」と怒鳴りつけてやるくらいのことをしないと、貧弱な言語で満足している若者のメンタリティーは、どんどん鈍化していく。だってよう、いい40代のオトナの男が「〜だしィ、〜だしィ」なんて接続詞使えない状況(会議の席での発言だぜ)が生まれてるんだぞ。こりゃなんとかせねば、と思うのも私一人の独善ではなかろうと思うがいかがか。
もちろん、私とて、決して「正しい日本語」などは話せていない。
この日記においても、堅苦しい言いまわしを避けて、若者言葉に迎合している面もある。「〜とか」「〜ヤツ」「〜のほう」など、ある一定の世代以上のオトナには耳障りな言葉遣いも、あえて使っているところがある。これらはギリギリ昔からある言葉の応用だと自分で納得できるからだ。
けれど、「オレ的には」「ワタシ的には」みたいな「的」の使い方は、私にはできない。
「個人的には」という言葉があるのに、なぜわざわざ「自分」を前面に出して主張するのか、これってただの独善ではないか(「個人的には」という言い方自体、あまり使いたくはない)。
同様に、「オレって○○な人だから」という言いまわしもしない。……これ、我々の世代の、しかもオタクがやたら流行らせたんだよね〜、本人は自己アピールのつもりで使ってるんだろうけれど、実際には相手との間に「オレとキミとは違う」って壁を作ってるだけなんだよなあ。そのことに気づいてなかったバカな男って多かったよなあ。昔、この言葉遣いのせいでフラレた男、何人も知ってるぞ。
80年代、オタクな男がもてなくてもてなくて苦しんだ背景には、こういう言葉遣いのヘタさにも原因があったと思う(女性でこの「〜な人」を使うのは、初めから相手の男を拒絶してる場合が圧倒的に多いのがまた悲しい)。
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07月16日(火)
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