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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■犬も歩けば/『仮面ライダーSPIRITS 受け継がれる魂』(村枝賢一監修)/DVD『続・黄金の七人 レインボー作戦』吹替版ほか
近況を聞いてすぐに別れたんで、艶っぽいことは全くない。読者諸賢にとっては期待外れだろうが、しげにとってはこれも立派な浮気になるんだろう。でも向こうから声をかけてきたんだから、こりゃ不可効力ってものである。こういうことがイヤだから、しげはしょっちゅう私と一緒にいたがるんだろうなあ。
この程度の彩りが人生にちょびっとだけあるのはいいんじゃないかと思うんだけどダメですか、しげさん。
晩飯は一人で「COCO一番屋」。カレー専門店にしては、ルーにコクがないのがネックだが、その分、具沢山なので栄養的には重宝している。ただ、なんといっても一品の単価が高い。カレーのチェーン店がほかに見当たらないから一応繁盛しちゃいるようだが、同種の店が現れたら競合は難しいのではないか。
福岡にはラーメン店は腐るほどあるけれど、カレー店は意外と少ない。不況脱出に美味くて安いカレー店ってのはいいアイデアだと思うんだけど、誰かやってくれないかなあ。
ゆうきまさみさんのHP(未だに暫定でコンテンツが増えてないぞ)「逃げちゃダメかな」で、少年サンデー連載の『KUNIE』が最終回を迎えたこと(ウチキリにあったこと)について、愚痴を述べている。
心半ばにして倒れる無念は分らないでもないが、元々クライマックスを作ることがヘタなゆうきさんにしてみれば、『究極超人あ〜る』のようなまったりとしたマンガならばともかくも、ああいう本格的なSFものは本人の希望や意図はともかく、客観的には「体質に合わないことやってるなあ」という印象が強かったんで、まあ仕方がなかろう。一年間、5巻分続いただけでもサンデーの温情は感じていいと思う。ジャンプだったら10週で打ち切りだ(ジャンブの連載自体に向いていないけどな)。
クニエがもちっとヒロインとして破天荒な行動してくれてたらとか、遠い島とかじゃなくて日本近辺で大々的なカタストロフが起こってりゃとか、読者にしてみても隔靴掻痒的な展開が多かった。ファンでもあるし、マンガ家生活がこれだけ長い人に対して、こんなこというのは気が引けるのだが、キャラデザインはともかく、ゆうきさんは未だにマンガのレイアウトやコマワリ、背景の指定(多分アシストに描かせてるのだろうが)に同人誌臭さが残っていて洗練されていない。率直に言って、「動き」がないのである。だからアクションを描かせるとどうにもその欠点が露呈してしまう。『パトレイバー』がヒットしたのは、あくまでメディアミックスのおかげであったことをもう一度自覚してもいいのではないか。
捲土重来は『バーディ』や新連載になるみたいだけれど、もう一度「まったり」路線を考えてみてもいいんじゃないかなあ。同じアクションものでも『ヤマトタケルの冒険』みたいに全く冒険しないような感じで。
石森章太郎プロ・村枝賢一監修『仮面ライダーSPIRITS 公式ファンブック 受け継がれる魂』(講談社/マガジンZKC・950円)。
第一部が完結したところで今までのおさらいって感じで出されてるけれど、あまり見所のない編集。後半のかつてのテレビスタッフインタビューもありがちな監督や俳優に偏ったものでなく、技斗や美術スタッフにスポットをアテているのは工夫と言えば工夫だが、華がないし、マニアには周知のことしか語られてないし、第一、マンガ『仮面ライダーSPILITS』と直接の関係がない。かつてのテレビシリーズと今回のマンガ版との関係をより密接に解説する方針で編集した方がよかったのではないか。
初心者にもマニアにも中途半端な解説書にしかなってないのは残念である。
DVD『サイボーグ009』3・4巻。
先月買い損なっていたので2巻まとめて。
0013編から放浪編あたれまでだけれども、比較的テレビの方でも作画がよかったあたりだが、それでも間に合わなかったところがあったと見えて、0013の加速装置が働くあたりにハイライトが加えられたりしている。
『深海の悪魔』のラストで、テレビ版では死んだはずのベルクとドジ新兵がちゃっかり生き残ってたのは、考えてみりゃ当然の展開。コメディーリリーフを殺したままにはできないものねえ。
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06月28日(金)
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