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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■今日は一日寝て本・ビデオ……っていつもや/『Sink』1巻(いがらしみきお)ほか
……このころの大竹さん、動いてたよなあ。髪も全然真っ黒だし。
スケッチとしてはこのころの方が今よりも随分シュールではあったのだ。それでも客が引かずに笑ってたってのがシティボーイズの凄さなんだよねえ。その凄さってのが、あの三人の一人一人が表現している「狂気」がそれぞれのベクトルを持ってアンサンブルを奏でていることにあると思ってんだけど、そのへんの分析はそのうち「シティボーイズ論」みたいな形で書いてみたいな。……ンな時間ないって(-_-;)。
マンガ、えんどコイチ原作・小西紀行漫画『リトル 〜神様修業中〜』(集英社/ジャンプ・コミックス・410円)。
奥付を見ると、出版は去年の四月(実際は三月か)。買ったのはそのころだと思うんだが、今までずっと積読だった……とゆーか、部屋ん中のどこに行ってたかわからんかった(^_^;)。そんなこんなでまだ読んでない本、溜まってるなあ。全く日記つけてるヒマなんてホントはないんじゃないか(でも書く)。
それはさておき。
今回、えんどさんは原作のみで、マンガは別の人が描いてるわけだけれど、絵がえんどさんよりはるかにウマイのにもかかわらず(えんどさんゴメン)、読んだ印象はえんどさん本人が描いたのと殆ど変わらない。絵柄が違っていても、ストーリーラインがまさしくえんどさんだなって思えるからだろう。
話は『死神くん』の天使版。……って、コンセプトちょっと間違えてないか。
『死神くん』は、人の命を奪うはずの死神が人の命を助けることもあるという逆説的な設定が面白かったわけで、それを天使にしちゃ、なんの変哲もない。天子が人を助けるのはフツーじゃん。
神様も実は人助けの修業中、としたのが工夫のつもりなんだろうけれど、私みたいなトシヨリになっちゃうと、「それって石森章太郎の『二級天使』じゃん」と言いたくなっちゃうんだよね。もともとえんどさんの人情マンガって、オー・ヘンリーかドーデみたいな「どこかで聞いたような」話が多いんで、新味を出すのがむずかしいんである。「『週刊ストーリーランド』じゃないぞ」って感じか?
月刊ジャンプの連載だけど、1巻分の連載で打ち切りってことは人気がなかったんだろうなあ。このあとえんどさんはまた似たようなコンセプトで、自筆で『エンド・ゾーン』を描くことになる。やっぱ、絵の描ける人は誰かに描いてもらうより自分で描くべきだろうねえ。
マンガ、天樹征丸原作・さとうふみや漫画『探偵学園Q』5巻(講談社/KCM・440円)。
時々ミステリ関係の掲示板やホームページ見て回ってるんだけど、子供ならともかく、いいトシしたオトナのミステリファンがこのマンガ誉めてたりしてるんだねえ。「独創的なトリック」とかなんとか。……どこがや。
なんだか今回も「ミステリマンガ」って言うより、昔の学習雑誌のフロクについてたような「推理クイズ」って感じの話が多いんだけど(-_-;)。
だからいくら「QクラスとAクラスの争いが」とか言われたって、「どっちもレベル低いじゃん」という印象しか持てないんだけどね。
でも、これはもう「小学生向け」と割りきってるので、文句をつけるつもりはない。ともかく、キュウの恩人ってのが金田一はじめではありませんように、と祈るばかりだ。
マンガ、いがらしみきお『Sink』1巻(竹書房/バンブーコミックス・980円)。
いがらしみきおがweb上で連載しているマンガの単行本化。このマンガの作者名を隠して、人に「このマンガ、誰が描いたかわかる?」って聞いても、当てることができる人、皆無に近いんじゃないか。それくらいいがらしさん、絵柄を変えて「シリアスなホラー」に挑戦しているのだ。
え? あの『ぼのぼの』のいがらしさんが? とか、ちょっと古いファンなら『ネ暗トピア』のいがらしさんが? とか意外に思うだろう。
けれどこれが面白い。
概して、ギャグの傑作を描く人にシリアスを描かせると、素晴らしい作品をモノにする人が多いけれど(山上たつひこの『光る風』とか、とり・みきの『山の音』とかね)、本作もまだ1巻のみだけれど、掛け値なしの傑作になりそうな気配。
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05月19日(日)
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