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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■やっぱり類友(^_^;)/DVD『シティボーイズライブ』/DVD『ブギーポップは笑わない』ほか
「『ジョイフリャー(しげは「ジョイフル」をこう発音する。「仮面ライダーブイスリャ〜!」のノリらしい)』でいいかな?」
「ファックス待つんじゃなかったんかい」
「すぐには来ないから、今のうちに食事するんだよ」
本当は日記を更新したかったのだが、つぶらや君ともまだそんなに話したことはないし、せっかくの機会だからと、つきあうことにする。
演劇の経験がどの程度あるかと聞いてみると、どこぞの地元劇団の幽霊メンバーらしい。板の上に立ったことは、高校のときだけ、ということであるが、それでもウチでは充分な経験だ(おいおい)。
経験の多寡は、実のところ演劇の才能にはあまり関係がない。
基礎的な訓練が不必要だと言いたいわけではないが、初舞台で天性の才能を発揮、というのは演劇の世界ではよくあることだ。要は「カン」なのよね。
会場との折衝も担当しているそうで、「胃に穴が空きそう」とホントに顔を歪めているが、当日になって倒れなきゃいいが。
しげのロドリゲス(車のこと)、後部座席をフラットにして大道具を詰め込んでいるので、一人はその隙間に入り込まなきゃいけない。
つぶらや君をそこにはめ込んじゃうのは申し訳ないので、私が乗りこんだら、つぶらや君、「ホントはそっちのほうに乗りたかったんですけど……」と残念そう。……コイツもちょっとヘンなところがあるなあ(^_^;)。
ジョイフルで、しげがトイレに入っている隙に、練習の様子をつぶらや君に聞いて見る。
「……あいつ、足、ムリしてない?」
「してます。本人は『平気だ』って言ってますけど」
荷物も自分で運ぼうとしたがるらしいし、自分の立場を考えてない。
でも、周囲がしげを止められないというのもわかる。
普段の生活は、運動神経も悪いし、とっさの反応だって鈍いくせに、人の油断をついてチョロチョロっと動くのだけは抜群にウマイのだ、しげは。つーか、運動準備ってのがないので、いきなり動き出すのな。こちらの予想がつかないことをいきなりするのである。
こうなると、もう、足のケガが悪化しないことをただ祈るばかりである。
トイレから戻ってきたしげ、唐突に「ゴロちゃんにオタクをレクチャーしてよ」と言い出す。
何のことかと思ったら、舞台でアドリブでオタクな会話をしなきゃいけないんだけど思いつかなくて困ってるとか。
「オタクな会話って、例えば、“今度の『ガオ』さあ、敵にセクシー系と萌え系揃えるっての、いかにもでアザトイよなあ。でも実はオレ、ちょっと『萌え』好き(はあと)”……とか、こんなんでいいのか?」
と、思いつきで言ったら、つぶらや君に「おお!」と感心される。そんなたいしたもんかい、これ。ともかく古いネタは入れないように、とだけクギを刺す。旬でないネタは舞台上ではかえってアザトク見えるのだ。
私はコロッケと焼肉定食、しげはハンバーグ、つぶらや君はカレーみたいなの(忘れた)を注文。
「チキン南蛮がメニューからなくなってる〜。ジョイフリャーに来る意味がなくなった〜」とベソかくしげ。ジョイフルはチキン南蛮一つで持ってるってか。単に自分が偏食なだけだろうに。
帰宅してもファックスとやらはなかなか来ない。
しげは殆ど寝てなかったらしく、ダウンして寝息を立て始める。
ずっとつぶらや君を待たせたままなのも悪いので、「何かDVDでも見る?」と誘う。
「じゃあ、『ブギーポップ』を……」
……うっ。もしかして「オタク演技が出来ない」とか言っときながら、それってフェイクか?(・・;)
しげの話じゃ、「役の上ではオタクでも、本人はそんなことない」ということだったが、やっぱり「類友」だったのか?
(((((((`◇´;)サササササッ……。
まあ、リクエストがあったなら仕方がない。
まずは劇場版のDVD『ブギーポップは笑わない BOOGIEPOP AND OTHERS』を掛ける。
一部のキャストや脚本、演出に瑕瑾はあるものの、ライトSFファンタジーとしては、なかなかいい出来だし、映像・構図、ともに凝っている。
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05月06日(月)
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