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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■タコを求めて三千里/ドラマ『盤嶽の一生』第3回/アニメ『あずまんが大王』第2話
「いったい何しに行くんだよ?」と聞くと、しげ、「『銀だこ』って店でタコ焼き買うの」と言う。
「わざわざ箱崎までタコ焼き買いに?」
「うん、行くって言っといたでしょ?」
確かに、先週、「火曜日、仕事が休みになったから、タコ焼き買いに行かん?」とか聞かれたような気がする。けどいちいちそんなこと覚えてないもんなあ。わしゃ、あの店のタコ焼きと、この店のとでは、どっちが美味いかとか、比べたりしないし。
しげのこの「タコ焼き」にかける執念はなんなのだ。
で、店に着いてみると、確かにスタンダードなタコ焼きのほかに、「梅マヨネーズ味」とか「ごまマヨネーズ味」とか、ちょっと変わった味のタコ焼きがメニューにある。変わりものに手が出るのは私のクセなので、とりあえず、「梅」を頼んでみる。
青ノリとカツブシがトッピングに付いてくるが、カツブシは断る。
あれって、風味を出すことよりも、焼き加減の失敗をカツブシの舌触りで誤魔化してるようにしか思えないんで好みじゃないのだ。そこの店のタコ焼きの腕を純粋に確かめようと思ったら、カツブシを乗せるのを断るのが妥当なのだ。
で、食べてみたけど。
……梅とマヨネーズの味。当然か。
まあねー、コロモも適度に焼けててパリっとした触感もあって、美味しいことは美味しいんだけどねー、ベースは普通のタコ焼きじゃん。
しげがここまでハマる理由はちょっと見当がつかなかったなあ。
車中で、穂稀嬢をさんざんみんなでいたぶる。
私的なことではあるけれど、ちょっとマジで腹立つことを穂稀嬢が言ってのけたので、しげ以外に怒ることは滅多にない私が、ちょっとばかしキツイ言葉を穂稀嬢に投げかけたのだ。
途端に、しげもつぶらや君も、あれやこれやと穂稀嬢をいたぶりだした。
口火を切ったのが自分だとは言え、誰も穂稀嬢の弁護に回らなかったのには、正直、私も驚いた。……日頃、何やってるんだ、穂稀。
しげが「オレが男だったら、マジでハカセ(穂稀嬢のこと)と付き合うの、めんどくさいよ」と言ったあと、私に、「アンタはハカセと付き合いたいって思う?」と聞いてくる。
亭主にそう聞かれてもなあ、とちょっと口ごもったが、「浮気とかそういうの考えないで、純粋に男としてハカセと付き合いたいかってことだね?」と確認した上で、答える。
「まあ、男から見たら、いくら弄んで、ぼろキレのように捨てたって、罪悪感、感じないでいられるタイプだね。なんでかわかる?」
穂稀嬢、そこまで言われるとは思ってなかったのか、気弱げに「さあ……」としか答えない。
「自立してないからだよ。結婚願望あるみたいだけど、それって『男に養ってもらう』ことを前提としてるでしょ?」
「だって、一人じゃ淋しいし……」
「だから、男はそういう甘えた女は、遊んで捨ててもいいって判断するの」
穂希嬢、不満げな様子だったが、なんつ〜かね、彼女はここにはちょっと書けないよーな言動をこれまでに繰り返してきてるんである。
私のこの言い方でもまだ、ヤワラカク、優しく言ってるんで、多分それほどこたえちゃいまい。そんな甘いタマではないのである。
そのうちキレた誰かさんにもっとキツイ一発カマされなきゃいいがな。
二人を家まで送って帰宅。ホントにタコ焼き買って帰ってきただけなので、7時にウチに着いてしまった。
ドラマ『火曜時代劇 盤嶽の一生』第3回「津軽の男」。
巨人戦が雨で中止のため、急遽放映。
う〜くそっ、おかげで気がつかずに録画し損ねちまった。
でもこれって、絶対DVDになるよな。
……ってまた買う気かい。でも全部で11話だそうだから、そんなに高額にはならないだろう。なるなよお(-_-;)。
監督は前話までの市川崑に代わって、三村晴彦。なるほど、市川演出独特のコマ切れのカット割りなんかはなくなっていて、よりしっとりとした撮り方に変化してる(とは言っても、私、三村さんの映画って、松本清張原作の『天城越え』くらいしか見てないんだけどね。あれは田中裕子の好演は光るけれど、ちょっと演出がクドイなという印象があったな)。
ああっ! いきなり宿屋の親爺役で江戸家猫八が!
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04月16日(火)
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