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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■サルでもわかる『ハリポタ』/『パワーパフガールズ』2巻(クレイグ・マクラッケン原作)ほか
 夜食(と言っても実質上の晩飯)、今日も、しげが「びっくりドンキー」に行きたいというのでつきあう。
 けれどさすがに今日は「びっくりコーラ」は飲まず。
 ハンバーグの種類が多く、最初はフルーツハンバーグを頼もうかと思ったが、迷ってスパゲティハンバーグに鞍替え。
 まあ、迷うっていっても、しげのように食ったあとまで未練たらしく「あっちのほうがよかったかなあ」とかブチブチ文句を言い続けることはしないので、あっさりしたものである。
 けど毎日夜中に20分もかけてハンバーグ食いに行かんでも、近場でどうにかならんものなのかね。


 夜中の3時ごろか、いきなりしげに起こされる。
 なんだか急に買い物に出かけたくなったらしいんだが、だからと言って、寝ている私まで起こさなくったってよう。そっと寝かしとくくらいの優しさがほしいぞ。もちろん「勝手に行け」と断るが、寝ている途中で起こされたので、また体調を崩してしまった。
 こういう迷惑かけるの、やめてほしい。マジで。


 マンガ、竹本泉『しましま曜日』2巻(エンターブレイン・780円)。
 リニューアル版完結編。
 でも後書きは新作なんでそれだけのために買う。
 だってよう、『あおいちゃんパニック』も『あんみつ姫』も元版持ってるからってリニューアル版買わなかったら、今になってほしくてほしくてほしくてほしくて、でももう手に入らないんだよう。
 「服に着られる女の子」って設定、確かにおいしーよなー。
 一幕の舞台劇にもできるしなー。でも一番向いてるのは連続テレビドラマだろう。とり・みきの『くるくるクリン』みたいな感じで、毎回キャラクター変えられるからねえ。
 一見SFとはなんの関係もないようだが、これ、ネタ的には『ねこめ〜わく』と共通してるのだ。人間はアイデンテイティを確立できないと「模倣」という行為に出るものだからね。
 だからして、『しましま』はそうは見えないかもしれないけど、ちゃんとSFなんですよ。
 知ってる人は知っている、今、日本でSF漫画の王道を描いてるのは竹本さんなんである。
 ……2巻ぽっちじゃやっぱり少ないぞ。もっともっとSFなゆかりとかSFなゆかりとかSFなゆかりとか描いてほしかったのにな。


 マンガ『コミックねこだけアンソロジー ねこミックス』vol.2(宙出版・730円)。
 まあ、『ねこめ〜わく』以外はパラパラとしか読んじゃいないし、多分、これ買ってる読者の大半がそうじゃないかとは思うんだが、とりあえず2が出て3の予告も載ってるってことは売れたんだろうな、よかったよかった。
 これで『ねこめ〜わく3』が出るのも早まるね。
 でも、今回の新作、『ねこめ〜わく……よりより』の「よりより」って何?
 お話はやっぱりマイヤーにだまされた猫たちが「サボテン市」をサボテンの仮想をする祭と勘違いしちゃうっていつものパターンなんだけど、やっぱりさりげなく竹本さんのSF魂はキャラクターのセリフなんかに現れてる。
 「自分たちがしていることが妙なことだと判断できるかどうかが知的生物かどうかの分かれ目になるのだ。その判断が自分でできなければ意味ないだろう」
 ハッキリとは書いてないが、これ、明確な宗教否定。
 「盲信は文明ではない」と、竹本さん断言しちゃってるのだ。
 そう考えるとこの地球上に、下等動物がどれだけ充満していることか。


 マンガ、クレイグ・マクラッケン原作『パワーパフガールズ<DCコミックス版>』2巻(小学館・788円)。
 オフィシャル・コミックも2巻目で、今回も5話収録、オールカラー。
 わざわざ「DCコミックス版」と銘打ってるのは、なにか他の版があるのかね? 日本だけで作ってるやつとか。
 でも今回は原作者のマクラッケン氏、1巻のときみたくストーリーの執筆まではしてない。向こうの連続ドラマも、原作者はフォーマットを作るのみで、実際の作劇は個々のライターが、ってことになることが多いみたいだから、しかたがないのか。

 でもギャグの過激さは特に薄まっちゃいない。

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02月08日(金)
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