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無責任賛歌
by 藤原敬之(ふじわら・けいし)
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■休み過ぎだって自覚はあるのよ。一応。/DVD『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』/『西岸良平名作集 蜃気郎U』ほか
 そのへん、昔は大らかだったのかなあ。だいたい、アチラじゃこの二作が続きものだって知ってるの、相当なオタクだけみたいだぞ。
 タイトルだって、ちょいとアチラの洋画データベースのサイトで調べてみたんだが、“Adventure of Gargantuas ”“Duel of the Gargantuas ”“The War of the Gargantuas”と、“Frankenstein's Monsters: Sanda vs. Gailah ”と正確に英語化してるものは少ない。ご承知のとおり、『ガルガンチュア』はフランスの伝説に出てくる巨人のこと。つまりフランケンシュタインとは縁もゆかりもありませんって体裁なわけだ。確かに「あれはフランケンの怪物です」って言われたって納得いかねえものな。
 そのサイトでは、評価が10個の星のうち、5個ついていた。
 『ゴジラ』(1954)が7つ星、『GMK』が9つ星(?!)であるのに比べると、たいして高くない。評価のコメントも、誉めてるのもあるが、「見るに耐えない」なんて酷評してるものもチラホラ。でもそれってやっぱりラス・タンブリンのクソ演技に絡んでる点が大きいみたいだから、あれさえなけりゃなあ、と無念に思うんである。合作だからってねえ、もちっとマシなキャスト組めなかったのかなあ。本当はジョージ・チャキリスがほしかったのに、断られてタンブリンに行ったんじゃないかって気すらするぞ。
 このころの東宝はやたらと海外戦略を取ってたような気がする。予告編を見てみても、「世界の東宝」なんて堂々と謳ってたもんなあ(東映もアニメじゃそんなテロップ流してたけど)。今見ると、結構恥ずかしいぞ。
 特典映像は、その海外版でのつけたし特撮シーンなどを収録しているけど、撮り直したものというよりも、日本版でカットしてたものを復活させたって感じみたいだ。
 ガイラが走り抜けるシーン、人間を食って吐き捨てるシーン、サンダ対ガイラの決闘シーンなど、結構見られるシーンがカットされている。残酷だったり、場面がうまく繋がらなかったり、そんなところがカットの理由だったんじゃなかろうか。


 マンガ、西岸良平『西岸良平名作集 蜃気郎U』(双葉社・300円)。
 1巻ではあまり描かれなかった蜃気郎の失敗談もいくつか登場。
 怪盗もたまには失敗するって話を混ぜた方が親しみが湧く、と考えてのことかもしれないけれど、でも犯罪が見事に成功した時の話の方が圧倒的におもしろい。
 ただの怪盗話じゃなくて、不思議譚、怪談、ホラー的な話も混じっている。
 誰も知らない地下鉄が走ってる、なんて話は、都市伝説に取材してるんじゃないかな。西岸さん、ホントにいろんな所からモチーフを持ってきてるんだなあ。
 解説がわりに、地下鉄の紹介コラムが載ってるんだけど、東京には地下鉄博物館ってのもあるらしい。開業当時の上野駅が再現されてるっていうことだから、これは機会があったら見てみたいものだ。


 マンガ『スーパーロボットマガジン』vol.4(双葉社・680円)。
 ああ、巻頭から『ゲッターロボアーク』がハズれちゃった。
 一回だけの措置なのか人気がなかったのか。後者って気がするなあ。一度完結したものをまた続けるってのも、ねえ。
 代わりに巻頭に来たのが、富士原昌幸の『鋼の救世主』。
 なんだかもー、ただの対戦ゲームならともかく、∀ガンダムとザブングルとブライガーとガンダムXとマジンガーZとグレートマジンガーとゲッターロボとマジンカイザーとマクロスとコンバトラーVと、あと何が出てたっけ、ともかくこんなのが全部一緒くたになって、「マシンナリー・チルドレン」とかいう、エヴァもどきと戦ってたりしてるのだ。
 ストーリーっつーか設定はどないなっとんじゃ。『オレは悪魔だデビルマン』と同じで、誰かさんがむりやり作った世界なのか。つじつまが合わんぞ。ここまで来ると昔ながらのえすえふふぁんにはついてける世界じゃありまっしぇーん。

 もうこの雑誌で一番の楽しみなのは、はぬまあんさんの『いい旅ロボ気分』になりつつあるな(^o^)。
 潟Rコロの空圧制御恐竜ロボ、こいつは燃えまっせ!!
 まだ一部の展覧会でしか公開してみたいだけれど、これが博物館あたりで常設展示されるってんだたら、私ゃ矢も盾もたまらず見に行っちゃうけどなあ。



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01月29日(火)
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